平安末期に登場した武士たちが身につけた庶民の作業着「袖細（そでぼそ）」は、武家の世の到来とともに彼らのトレードマーク「直垂（ひたたれ）」へと進化を遂げる。武士たちは直垂をどのように着こなし、服装の制度を...

794年桓武天皇の遷都から続く都、平安京。その都に暮らす、天皇、貴族、そして庶民はどのような生活をしていたのか。鎌倉幕府成立までの400年、史料や遺物の少ないなか、王朝文化史の第一人者である著者が史実に...

選ばれし「勇者」はあなた！ リアルな中世を冒険するのに何が起こって何が必要なのか。宿に泊まり、姫を助け、魔術師を仲間にし、そしてドラゴンを退治する！ 「実例」とともに歴史家が案内するユーモアあふれる異...

まじないは時空を駆ける！ COVID-19のパンデミックはアマビエを今日に甦らせ、人々は疫病退散を神や聖人に祈願した-- 移民によってアメリカ大陸に運ばれ、ハードロックのシンボルとなったイタリアの「...

英国のいなか暮らしの様子とその時々で食される、お菓子と軽食を紹介します。お菓子と軽食は、レシピ付き！ ▼目次 ◆英国の伝統を受け継いだ主婦の知恵が満載のレシピ タンポポのパンケーキ イースタ...

スヌーピーのポケットブックシリーズ4冊目は、ルーシー！ 2023年7月15日から、スヌーピーミュージアムで開催する「今こそ、ルーシー！」展の公式図録です。 個性豊かなキャラクターの多い「ピーナッ...

古代ローマから、フランスでの「レストラン」誕生、トルティーヤ・プレスの発明、ミシュランの格付け、回転ずし、ニューロガストロミーまで。人間ドラマに満ちた世界の外食文化の発展とその歴史を豊富なヴィジュアルで...

怪異研究の権威、西山克氏が「怪異は情報にすぎない。」と書いてから20年が過ぎた。その間、多くの怪異「情報」研究が生み出されたが、果たしてそれらは怪異が「情報」であるということにどこまで自覚的であったのか...

人身御供の祭や伝承は私たちの先祖の生活と心性について何を語るか。世界各地に存在した食人風習とどう関わるか。民俗学や考古学が封印してきた人身御供譚の始源にひそむ暴力＝「血なまぐさいもの」を私たちの歴史のリ...

イギリスの使用人に対する社会的イメージと実情を、文学や諷刺、各種記録から考察する。新たに「雇われているが使用人ではない職」の章を追加。

大正・昭和初期に花開いた、可憐で優美な乙女文化を多角的に紹介。 〈エス〉のせつない交流、女学生言葉、セーラー服図鑑… 乙女心をくすぐるエッセンス満載の、女学生の世界！

「上流階級や王族の主な娯楽は鹿狩り」「歯医者の概念がないこの時代、虫歯を引っこ抜く“抜歯屋”が職業として成立した」「葬儀で泣きわめくサクラ、“泣き女”が女性の定番職だった」… これらはすべて、実際に中世...

日本人にとって、“糞尿”は、産業であり文化だった。裏長屋から、吉原、大奥までのトイレ事情、愛欲の場所だった便所、覗き、糞尿趣味…。初の“大江戸スカトロジー”。秘蔵図版・多数収載。 江戸では、糞尿の...

日本で最初の喫茶店「可否茶館（かひさかん）」が開店したのは、政治や社会、都市が大きく変貌を遂げつつあった明治の中頃、1888年のことである。コーヒー自体は、それよりさらに200年ほど前にすでに日本に伝わ...

あまりに強欲で残酷、でも間抜けでだまされてばかりいる力の強き者と、悪知恵をたくみに使って狡猾に生きのびる、小さき者。 カリブ海の島国ハイチと仏領グアドループで採集された民話、全72話。詳細な訳者あ...