世界のどの国の人が読んでも「共通に理解できる」、新しい近現代日本史。上巻では、徳川将軍家による支配の最後の数十年が始まった1800年頃から、20世紀初頭の帝国日本の興隆期までを記述する。 ▼内容 ...

≪好学なる読者よ、新たに生まれ、刊行されたばかりの本書において、古今の観測によって改良され、斬新かつ驚嘆すべき諸仮説によって用意された恒星運動ならびに惑星運動が手に入る。加えて、きわめて便利な天文表も手...

日本で人気の画家・レンブラント。人生を犠牲にして芸術にすべてを捧げた、その作品と運命について哲学的批評家が語る。

連合艦隊機動部隊による真珠湾攻撃最終演習がおこなわれた佐伯、桜花ほか各種特攻機が終結した「雲の墓標」宇佐、玉音放送後「最後の特攻」が発進した大分、空襲を免れるも1万ものアメリカ兵を抱えこんだ別府--南京...

哲学者ラッセルによる1930年代にアメリカの新聞に連載されたコラム集。 幅広いテーマについて、ウィットにあふれる視点を投げかけている。全78篇。新装で復刊。

米兵による沖縄での少女暴行事件をきっかけに、日米は地位協定の運用を改善したが、その後もつづく米兵による犯罪の多くは、日本に裁判権のないまま、被害者や関係者も知らないまま、闇に葬られている。 本書は刑事...

1937年「頽廃芸術展」と同時にミュンヘンで開催された「第1回大ドイツ美術展」に出品され注目を浴びたアドルフ・ツィーグラーの絵画『四大元素』を主な対象に、「ナチス美術とは何か」という問いを、狭義の美術史...

かつて、ソ連だけではなく日本でも生物学の混迷を招いたルィセンコ学説をめぐる悪名高き論争を追い、日本の生物学会が機能不全に陥っていった過程を精緻に辿る。 科学論争や捏造問題が持ち上がるたびに振り返られる...

本書は、数学と数学教育との接点における「量」の根本原理を、著者自身の教育経験にもとづいて明快に解説したものである。著者ルベーグは、ルベーグ積分の創始者としてはもとより、フーリエ級数論、ポテンシャル論など...

歌と鉄道をめぐる日本近現代史。明治から現在まで、日本の歌謡曲、ポップス、唱歌などから、鉄道を歌った歌、鉄道が情景として出てくる印象的な歌を約50曲選び、時代順に論じた。鉄道ソングから日本の近現代史を読み...

世界のどの国の人が読んでも「共通に理解できる」、新しい近現代日本史。下巻では、昭和恐慌や戦時・占領下の日本にみる帝国日本崩壊、1952年からの戦後日本、1980年代、そして現代日本までを記述する。 ...

「若尾文子は日本映画がもっとも頂点に到達したとき、そのまさに頂点に位置していた女優である。彼女は可憐な女学生を演じ、悪の化身として男たちを破滅させる魔性の女を演じ、そして激情に我を忘れる人妻を演じた。」...

異端審問記録ほか埋もれた史料からイタリア地方農民のミクロコスモスを復元。 民衆文化の深層にスリリングに迫る現代歴史学の名著。解説・上村忠男。新装で復刊。

夢やファンタズマゴリーを描きつづけるとともに、自然のヴィジョンに決してたじろがなかったルドン。画家の内面が率直に語られる稀有な芸術論。

ベトナム戦争終結から40年後に刊行された書。アメリカ軍による軍事作戦と民間人殺戮の詳細、そして軍司令部と国防総省による事実隠蔽を初めて描く。新装で復刊。

1997年の返還前に香港政府によって取り壊され、いまなお伝説的な巨大スラムとして語り継がれる九龍城寨。しかし、そもそもなぜこの場所に城壁を備えた城寨が築かれ、のちに法の管理の及ばない「三不管」の地となっ...