入唐留学19年、広範な新知識を得て帰朝、累進して右大臣に昇る。異数な生涯を時代と共に描く。

父天智・夫天武に次いで即位した白鳳期の女帝。 波瀾・苦悩に富む生涯を華やかな時代の上に描く。 ▼著者紹介 直木 孝次郎（ナオキ コウジロウ） 1919年、兵庫県に生まれる。1943年、京都...

犬公方・綱吉は名君か暗君か、それとも単なる偏執狂だったのか。毀誉褒貶の雑説にまみれた、日本史上、最も評価の分れる将軍の生涯を描く。

細川氏の被官から実力ナンバーワンへ。下剋上の代表者と誤解される戦国教養人の多彩な生涯描く。

九州柳川藩立花氏の祖。秀吉に取り立てられ、晩年は徳川将軍家に重用された波乱の生涯を描く。

平安時代末期の武将。『平家物語』の語る虚像を剥ぎ、朝廷の政治世界に初めて武家政権を開いた武人の生涯を描く。2012年大河ドラマ主人公。

平安時代中期の公卿。三蹟の一人。抜群の政治感覚で道長政権下で活躍。その日記『権記』をもとに貴族官僚の実像に迫る。

円心の挙兵、満祐の将軍弑逆、政則の家運再興等—赤松一族興亡の歴史を代々の事蹟を追って描く 。

幼将軍義満を輔佐し、一旦政争に敗れ失脚したが後再び復帰、室町幕府の基礎を固めた名宰相の伝。

中世歌壇の大御所、二条派歌学の祖、優れた歌論家。古典研究にも功績多い著名な堂上歌学者の伝。

江戸幕府文教の中枢ともいうべき林家の始祖として著名であり、日本史上稀有の博学者ながら、典型的な御用学者ともいわれる。羅山の生涯を豊富な史料によって詳説し、儒学の本質にも迫る好著。