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ボニカ89さんのページ

復刊リクエスト投票

  • 進化した猿たち 全3巻

    【著者】星 新一

    「進化した猿たち」第1巻第1章の「死刑を楽しく」はこう始まります。「死刑を楽しくとは、なんたることだ。こうお思いになった人が多いにちがいない。じつは私もそう思う。…」人を食った書き出しで、インパクトがありますね。
    ここでは、死刑をテーマにした一こま漫画を切り口に、人間(進化した猿たち)を料理していく。料理されているのは、結局自分なんですが、いやみにならないのは、星さんの文章力。品がありますね。こんな調子で、星さんの集めた膨大な一こま漫画をテーマ別に論じる。面白いですよ。
    「進化した猿たち」は早川書房のミステリィマガジンに連載され、その後ハードカバー2冊本、早川文庫全3巻、新潮文庫全3巻と出版されていますね。早川版と新潮版では一こま漫画が多少違っているように思います。漫画の版権の関係で出版が難しいということを聞きました。絶版の理由もその辺にあるのかもしれません…。
    しかし、星さんの作品群の中ではベスト(と私は思っている)。新刊で手に入らないので、古本屋で見つけるたびに買い込んでいます。(2006/03/07)
  • 一刻館の思いで -或る愛の物語-

    【著者】めぞん一刻住民会議

    高橋留美子さんの「メゾン一刻」は大河小説のスケールをもつ漫画だと思います。絶妙のタイミングで発生する五代クンと響子さんのすれ違い事件の繰り返しではありますが、この呼吸が素晴らしい。再読、三読にたえるのが面白い小説の条件だと思いますが、「メゾン一刻」は何回読んでも面白いです。この物語の舞台が一刻館というぼろアパートですね。「メゾン一刻」の愛読者としては、この本は是非読んでみたいと思う。(2004/09/13)
  • 星新一の作品集(全18巻)

    【著者】星新一

    この作品集はショートショートと小説を中心に収録してあり、エッセイ類が非常に少ない。また、星作品のベスト(と私が考える)「進化した猿たち」も入っていない。全エッセイに、進化した猿たちも収録し、また、書簡、日記なども出来れば収録してほしい。
    単行本サイズのペーパーバック版の全集とし(30巻近くなるかな…)装幀はもちろん和田誠さん。編集委員長は筒井康隆さんあたりで…。
    1冊1500円くらいに出来れば、売れると思うんですが…。(2004/01/03)

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