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  • 火星戦争

    【著者】小松崎茂

    終戦まもなく小学生時代,そして中学生時代を過ごした私にとって小松崎茂画伯の手になる西部劇やSFの絵物語は,米国西部の荒野やカウボーイ,プロペラがなくても飛行できるジェット機やロケット,果ては未来の宇宙旅行や宇宙人の存在について教えてくれる教科書でした。そして知らず知らずのうちに理科的な方面,特に宇宙への関心や興味が培われていったような感じがします。
    恐らくそうした興味を増幅してくれたのが「地球SOS」ではなかったかと思うのですが,挿絵の巧緻さという観点からすると「二十一世紀人」,「大暗黒星」などのようなもう少し後期の作品のほうに軍配があがりそうです。特に「火星戦争」はその頂点に立つと言っても過言ではないでしょう。
    私がこの作品を読んだのは中学生の頃でしたが,火星にフォボスとダイモスという衛星が在るとか,月から火星に飛行するには大きな回り道をする必要があるとかいうことを知ったのもこのときでした。
    後年,実家が引っ越しをしたため,この「火星戦争」を紛失してしまったのですが,自分の人生に影響力を及ぼした忘れえぬ作品です。(2014/01/14)

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