復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

T-POINT 貯まる!使える!

よねちょんさんのページ

復刊リクエスト投票

  • アンダーワールド 全2巻

    【著者】ドン・デリーロ

    既に所有して読んでいるが、間違いなく大作家ドン・デリーロの象徴のような大傑作。私が知る限りでは、増刷もされていない。この際、ハッキリ言いたいのだが、ノーベル賞候補作家として構えるなかれ。ドン・デリーロは、日本で全小説が刊行されたトマス・ピンチョンよりずっと読みやすく、純粋に小説と体験として至上このうえない。本来ならせめて、『ホワイト・ノイズ』、『マオⅡ』、『リブラ』といった傑作をふくむデリーロ・コレクションくらい出してほしい。端っから売れないと考えているのなら、まず版元の怠惰と宣伝能力を疑いたい。新しい世代の文学も大事だが、20世紀末を象徴するアメリカ人作家の邦訳を絶版にしたままというのは、翻訳大国日本としては恥ずかしいくらい。(2018/08/19)
  • 特性のない男 全6巻

    【著者】ローベルト・ムージル 著 / 高橋義孝 ほか 訳

    新潮社から1964年に刊行された『特性のない男』(全六巻)は持っているが、20世紀前半の世界文学の傑作の一つとして衆目も一致しており、実際に読んでみて今でも惹きつけられるこのような特異な小説が、50年以上も絶版になっているのはおかしい。

    プルースト『失われた時を求めて』の新訳が相次いているので、『特性のない男』の新潮社版の翻訳を、少々ブラッシュアップするだけでいいから改訳・復刊してほしい。分冊すると大変なので、二段組のままでもいい。

    これはサミュエル・ベケットにもいえることだが、作家や作品に関する研究書が原価で手に入るのに、肝心な作品の翻訳そのものが希少になり高値で取引され、勤勉な学生さんたちや、外国文学読者一般が非常に入手し辛いことは残念だ。

    ベケットなら作家自身による英語版もあるが、高度なレベルのドイツ語を読める人はそうそういない。(2018/02/12)
  • ダンテ『神曲』講義

    【著者】今道友信

    以前、サミュエル・ベケットの『事の次第』をリクエストした際、ちゃんと復刊されたので、もちろん買いました。ベケット自身が、『神曲』からの影響を随分と受けており、それは作品のなかにも表れています。哲学も読んでいるので、今野氏が『神曲』をどう読んだのかは、大変興味深いです。(2017/02/25)
  • 事の次第

    【著者】サミュエル・ベケット 著 / 片山昇 訳

    そろそろ復刊すべき名著です。(2015/12/29)

T-POINT 貯まる!使える!