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土壇場ハリーさんのページ

復刊リクエスト投票

  • 石の花

    【著者】坂口尚

    画力、ストーリー構成に優れた手塚プロのアニメーター出身の漫画家はみんなうまいね。加えて思想性がある。彼もその一人。彼の作品は絶版にしてはならない。(2018/05/18)
  • 青い空を白い雲がかけてった 全3巻

    【著者】あすなひろし

    確かチャンピオン連載時に読んでたはず。バカの大足、間抜けの小足、ちょうどいいのがアンポンタン、てギャグが妙に残っててノスタルジックな雰囲気のあるマンガですね。個人的に。もう一度読みたい。(2018/02/06)
  • 12の三四郎

    【著者】小林よしのり

    ラグビー、柔道、レスリング、漫画家とギャグとエッチと…とにかく熱血スーパースポ根スケベコミックのリズムと間とタッチに笑い酔え。(2017/10/17)
  • 櫻画報大全

    【著者】赤瀬川原平

    傑作な画力とジャーナリスティックな視点は後世に残すべき。(2017/07/16)
  • 脳とるダム物語 ショック・シリーズ 2

    【著者】吉元正(バロン吉元)

    バロン吉元の画力は一度でも触れると病みつきに近い味わいが脳裏にこびりつく。ふとした時に思い出す存在なので、未読のものは気になる。このシリーズは知らなかったのでタイトルとともに気になってしょうがないです。(2017/03/29)

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レビュー

  • まんだら屋の良太 全53巻

    畑中純

    猥雑と聖性を同居させる天才かも

    畑中純の存在を知ったのはつげ義春にマンガを描かせるために創刊されたという季刊マンガ雑誌『ばく』の表紙の版画を見てからだった。本誌にもミミズク通信というマンガ(版画)を掲載していた。宮沢賢治好きを納得させるその詩的なファンタジー表現に興味を持った私は彼の他の作品を見つけて驚いた。成人マンガ雑誌の連載とはいえ、かきなぐったような描画とエロ満載のギャグは版画世界とは真逆の世界だった。しかし、そのストーリーの構築と絵の強さ、構図の卓越性はつげ義春もほめていたが、あの時代の漫画家としては群を抜いていた。とにかくパロディとテンポと時折見せるペーソスの抒情性が、才能を感じさせてすぐに彼のとりこになった。大人が楽しめるマンガが描ける稀な作家だっただけに、彼の早逝は惜しいの一言。ちなみにNHKでドラマ化されたときはびっくりだった。さすがに下ネタは削除されたもんだったが。。(2018/02/24)

  • 悪魔くん 貸本版

    水木しげる

    ホラータッチの雰囲気作りがさすが

    ゴシックロマン的なホラーの雰囲気が随所に味わえるこの漫画を見れば、水木先生こそジャパニーズホラーのパイオニア的存在であったことがわかる。
    家庭教師が屋敷に訪れるくだりがあるが、ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』そのものの描写があって、表現性における取り組みの真面目さがうかがえて、新鮮な発見の悦びが味わえる。(2014/04/11)

  • 【バーゲンブック】極悪伝 みなもと太郎の任侠・男の劇場

    みなもと太郎

    ある意味刺激的?

    ハチャメチャお下劣ナンセンス集である。下ネタ、ホモネタと品性をいかに貶めるかという意味では過激なナンセンスギャグの連続攻撃にあきれつつ、気がついたらその毒性にやみつきになってるかも…。好き嫌いは分かれるとは思うが、下手なんだかうまいんだかわからないタッチがある意味刺激的。(2014/04/11)

  • ドカベン

    水島新司

    野球漫画の金字塔

    今更、水島先生の野球漫画について云々するのもはばかられるが、今も少年誌、青年誌で野球漫画を描く作家たちは水島新司の『ドカベン』の洗礼を受けてない者はいないだろう。投げる、打つ、守る、走るという野球のアクションの魅力を絵で引きつけてくれた第一人者が、主人公の魅力以上に「チームの魅力」という新しい視点を漫画に与えてくれたことは革命的とさえ言える。
    キャラクターの集合体=明訓高校野球部という存在は、野球少年だった人々の記憶の中に、伝説的なチームとして、永久に残り続けている。(2013/04/06)

  • せいしょくき(性しょくき・・・しょくきは忘失)

    宮谷 一彦

    性蝕記

    手元にあるのは初出の71年7月発行のB5版のCOM増刊号であるが、9月にA6版で限定愛蔵版として刊行されたらしい。怒涛の60年代の終わり頃か終わった後に描かれた作品集であるために、71年当時25歳の宮谷氏も国家・政治・テロルの思想にどっぷり浸かっていたことが分かる。作家本人とその妻(妊娠5ヵ月)の2ショットフルヌード(ロケ地は廃屋)で自己アピールする巻頭グラビア(8ページ掲載)からも、過剰なまでに自己表現を問うこと、また、発することが若者の強迫観念あるいは特権のような時代であったことがわかる。
    彼のあの、アクの強いどろ系濃厚スープのような作品群を食すのには時間がかかる。かつ、消化するのもひと苦労である。しかし、一度あの味を味わうと忘れられなくなる。また食したいという欲望を刺激させずにはいられない。宮谷作品とは危険な中毒を起こす劇薬なのだ。取り扱いに注意を要する。この刺激を求める人たちは、己が狂ってることを自覚すべし。(2012/07/16)

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