まじかさんのページ
レビュー
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現代コミクス版 ウルトラマン 下
順番に読めて良かった。
一話完結ながらも連続した、当時の空気を感じます。
特に下巻では、テレビ版をベースにしながらも、怪獣がより強く、話もスケールアップし、自分が抱いていた『ウルトラマン』の枠を飛び越えた世界を垣間見せてくれて、興奮させられました。
アボラス・バニラや怪獣無法地帯など複数の怪獣が大暴れする話が多く選ばれていたり、ジャミラが屈指の強豪怪獣として描かれ、ウルトラ水流も超必殺技のように描写されるなど、子供達をより楽しませようという精神を感じます。
ラストのシ―ボーズの巻では、ちゃんとこの井上版で激闘を繰り広げた怪獣達が、怪獣墓場を漂っています。特に最終回を意図したものではないでしょうが、こうしたバトルの激しさや試行錯誤も包み込む、『ウルトラマン』の世界の懐の広さを、あらためて感じました。(2017/09/04)
復刊リクエスト投票
現代コミクス ウルトラマン
【著者】岸本修 加来あきら 宮坂栄一 田中ちかお
半世紀以上も愛され続ける『ウルトラマン』。
まだビデオもなく、資料も少なかった放映当時に描かれたコミカライズ作品には、黎明期の新鮮な空気がぎゅっと詰まっています。
何十年にも渡る長いシリーズとなっていく前の、ウルトラマンそのものが真新しかった時代。
その雰囲気に、少しでも多く触れてみたいです。
現代コミクスの後継であるTBSコミックス版(https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=43397)ともども、井上先生以外の作家の方達の執筆分の復刻も、何卒よろしくお願い申し上げます。(2020/10/05)
名作劇場アニメ主題歌
【著者】不明
ジェッターマルス
【著者】原作・手塚治虫 画・池原しげと
主人公のマルスには少年らしい可愛さが凝縮されていて、彼の性格や成長に込められた理想の少年像に、当時の時代の香気のようなものも感じます。かつての単行本1巻には5話分しか収録されておらず、私が好きな、マルスが学校に通い出してからの話が入っておりません。復刊の際には、池原先生版のみならず、全てのバージョンを全話収録で是非!!(2016/04/07)
流星人間ゾーン
【著者】古城武司
ミラーマン(久松文雄 版)
【著者】久松文雄
是非単行本化してほしいです。(2015/12/08)
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