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著者 | J・D・バナール 著 / 鎮目恭夫 訳 |
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出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622089230 |
登録日 | 2002/02/13 |
リクエストNo. | 7829 |
リクエスト内容
科学という力を手に入れた人類が宇宙の未来にとって重要な役割を果たすとの前提に立ち、人類の行く先を想像力豊かに予測する。
スペースコロニー、人間のサイボーグ化や集合頭脳、進歩主義者と人間主義者の対立など、多くのSF的アイデアにもズカズカと踏みこんでいる。特にサイボーグの概念はこの本で初めて示された。
人類が自らの肉体とともにその精神までも変えてゆく時、一体なにを望むようになるのだろうか。
J・D・バナールは物理学者、1929年、27歳の時の著作。
http://www.marxists.org/archive/bernal/works/1920s/soul/で原文を閲覧できる。
投票コメント
全22件
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この本を知ったのは、小松左京さん「継ぐのは誰か」を読んでいて。GOOD!1
ボロボロになった「世界SF全集版29巻小松左京」が今でも手元にあるが
その作中に、超人類出現を予測していたかのような記述が引用してあり、奇
妙なまでにその著者と作品名が記憶にのこってしまった。
この機会を逃すことなく、購入し、読んでみたいと思ったしだい。 (2020/06/14) -
そのむかし石原藤男が随筆のなかで目一杯誉めていた。人類に対する科学技術の目もくらむような可能性にえらい衝撃うけたとか。GOOD!1
で、興味をもって探しておるのでありますが……
気がつけば21世紀になっておるのでありますが… (2006/11/02) -
戦前イギリスで一般向け科学啓蒙書の一冊として出た怪書。GOOD!1
科学精神でバナールが未来を冷徹かつ大胆に予想しちゃうぜ!
の書。現代からみると一言「やりすぎ。」
・・・だがそこがいい。
扱ってる未来は現代を越え21世紀を越え遥か未来へ。
今も色褪せない理性的精神による考察はいろいろな意味で
必読。ある意味古典として岩波文庫にでも入っていて
おかしくない本だったり。文庫として本棚に常備したいなぁ。 (2004/11/21) -
松田卓也『21世紀問題群ブックス24 正負のユートピア』において考察の素材として取り上げられています。人類の未来にわたる先見性と野心に満ちた予言の書です。21世紀の現在でもなお参照されるべき書物です。 (2004/05/23)GOOD!1
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科学の力で人間を理想的な存在へと改造する。GOOD!1
そんな理想を胸に抱き、共産主義国家さえその理想のための
踏み台としてしか考えていなかった男。
いかれている。まともではない。
しかし、このいかれ具合が最高に楽しくて私たちを熱くさせるのである。
ぜひとも復刊してほしい一冊。 (2003/03/08)
読後レビュー
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宇宙・肉体・悪魔 [新版] 理性的精神の敵について
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配送時期:3~6日後
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NEWS
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2020/06/10
『宇宙・肉体・悪魔 [新版] 理性的精神の敵について』復刊決定! -
2002/02/13
『宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について』(J・D・バナール著/鎮目恭夫訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箕輪2005