12 票
著者 | K.レーヴィット (Karl Löwith)/著 柴田治三郎/訳 |
---|---|
出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784000020299 9784000020305 9784003369326 9784003369333 |
登録日 | 2002/01/16 |
リクエストNo. | 7400 |
リクエスト内容
1992年発行。
著者はドイツのユダヤ人哲学者。1936~41年にはナチスを逃れて訪日し、東北大学で教鞭をとる。その後アメリカ生活を経て、1952年よりハイデルベルク大学教授。ハイデガーの影響下、歴史主義批判から出発する。主な著作=『ヘーゲルからニーチェへ』『キェルケゴールとニーチェ』『ニーチェの哲学』など多数が邦訳されている。
投票コメント
全12件
-
社会学、哲学に多大な影響のあるレーヴィットの哲学を理解するためには、どうしてもニーチェを研究する必要がある。ニーチェによってどのような影響を受けたのか。それを知るためにはこの本を復刊するのが最も適正である。 (2009/09/14)GOOD!1
-
レーヴィットさんの主著とされるもの。ヘーゲルからニーチェへ至るヨーロッパ思想GOOD!1
の流れを、ヘーゲルによるキリスト教と市民社会の融和。キルケゴールとマルクスに
よるヘーゲル的融和の分裂、実践によるその解決。ニーチェによる永劫回帰の自然の
復活。という内容だったような・・・。
25年前に2ヶ月かけて読んだが、この程度しか覚えていない。柴田さんの逐語訳
は、こと美的な感性をもつレーヴィットさんの文章にはぴったり。レーヴィットさん
は、永遠に変わることのない自然世界とその中で人間(世界)を捉えるべきだと主張
し、近世以降からハイデガーに至るまでの哲学に含まれる<進歩>、<歴史>、<神
>の観念を批判し、それらは哲学ではないと断言した。レーヴィットさんは哲学者た
ちに対して哲学を主張した人で、当時も今も珍しい哲学者であり、重要な哲学者だ。
日本人は<哲学>という言葉に踊らされることが多いと思う。わけの分からないこと
を哲学だと思い込む人が多いのではないか。そんなことはないのに。レーヴィットさ
んの復刊を望むゆえんだ。 (2004/05/10) -
レーヴィットはどれも難解なので、是非日本語で読みたいし、この著作は代表作に当たると思いますから、なんとかして頂きたいと思います。GOOD!1
ドイツ哲学ですから、ヴァレリーなどより硬いでしょう。が、レーヴィットに限っては、その著書「ヤーコプ・ブルクハルト」が文庫化されていて、興味深かったので、もっと読みたいという感じがあります。 (2003/11/05) -
木田元の『マッハとニーチェ』に思想史の名著として紹介されており、興味を持った。 (2013/02/05)GOOD!0
-
内容に興味があり (2009/10/14)GOOD!0
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
---|---|---|
ヘーゲルからニーチェへ -十九世紀思想における革命的断絶 上 | 1,584円 | アマゾン |
ヘーゲルからニーチェへ -十九世紀思想における革命的断絶 下 | 1,320円 | アマゾン |
NEWS
-
2016/02/23
『ヘーゲルからニーチェへ -十九世紀思想における革命的断絶 下』販売開始しました! -
2015/12/15
『ヘーゲルからニーチェへ -十九世紀思想における革命的断絶 上』販売開始しました! -
2002/01/16
『ヘーゲルからニーチェへ(全2巻)』(K.レーヴィット (Karl Löwith)/著 柴田治三郎/訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
限定貧