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著者 | 武田晴人 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480064066 |
登録日 | 2018/05/29 |
リクエストNo. | 66878 |
リクエスト内容
資本主義であれ社会主義であれ、近代以降のあらゆる国家は「労働」を賛美してきた。しかし、こうした仕事観が常識となったのは、それほど昔のことではない。私たちの御先祖様は、金回りがよくなると、仕事を勝手に休んでいた。彼らは「労働の主人」たりえたのだ。それに比べて、現代の労働のなんと窮屈なことか。仕事の姿は、「会社」の誕生によって大きく変わったのである―。江戸時代から現代までの仕事のあり方をたどり、近代的な労働観を超える道を探る「仕事」の日本史200年。
投票コメント
全1件
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近代から現代において形成されたわが国の労働観を、過去の統計資料を参照し分析している。特に残業については、改善の意識が使用者側のみならず労働者側でも賃金上昇に比べて持たれなかったという点が興味深かった。諸外国と比べ、長時間労働を志向する傾向が様々な要因で形成されて来たことがわかり、日本の労働観の特異性を知ることができた。なお本書が書かれた2008年以降も長時間労働の問題は留まるところを知らず、多くの方にぜひ読まれるべき著作である。 (2018/05/29)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2018/05/29
『仕事と日本人』(武田晴人)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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gp