3 票
著者 | スターリング (訳)岸なみ |
---|---|
出版社 | 講談社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2018/03/21 |
リクエストNo. | 66613 |
リクエスト内容
時代背景も主人公も現代とはかけ離れているが、この本を書いた作者の思いは現代にも通じるものがある。
幼くして王女となり国を担う重圧の中、王女は成長する中で少しずつ女王として、また人としてのあり方に目覚めていく。戦争をする無意味さをひたすら訴え続け、最後は自分の命と引き換えに国を守り通す。
人間としてのあり方を問いかける良書。挿絵も美しく、児童図書として長く読み継がれて欲しい本。
投票コメント
全3件
-
昔も今も、人間は争いを憎みつつ、争い続けている。14歳の王女ナスカが命を賭して訴えたことは、現代の少年少女たちにも感動と共感を与えるだろう。この本は19世紀末に書かれ、時代背景も主人公の境遇も多くの読者とはかけ離れたものであるが、その根底に流れる思想は、みずみずしい感動を読者に与える。時代を超えて読み継がれたい本である。 (2018/03/21)GOOD!2
-
中学校か小学校の頃か忘れたのですが、本屋さんで自分で単行本を買って読みました。いい本だったので、その時の感動が忘れられなくて、大人になってもう一度読んでみたいと思いました。あの時の本はもうありません。ピンク色だったように思います。もう一度読んでみたいです。 (2023/07/01)GOOD!1
-
子供の頃に読んで、心に忘れがたく有り続けている物語です。最近やっと古本の講談社の王女ナスカを手に入れました。それいらい友人の間を王女ナスカは感銘を読者に与えながら巡り続けています。この物語をもっと多くの人々に届けたいと願ってやみません。GOOD!1
訳者の岸なみさんの言葉「戦争という災いこそ、文明の盲点ともいえるのではないかと思います。」「皆さんがこれを読んで,戦争をふくめていろいろな問題を解決するものは、ただ一つ、豊かな人間愛であることを感じてくださるならば、私がこの著をつたない日本語に書きあらためた意味はそれでじゅうぶんですし、原作者もきっとどのようにか喜ばれることとおもいます。無力ではあっても、私たちひとりひとりの、熱心な平和を支える手が、今ほど必要な時はないように思われてなりません。」 2018年の現在にどうしても復刻したい本なのです。 (2018/03/23)
読後レビュー
NEWS
-
2018/03/21
『王女ナスカ』(スターリング (訳)岸なみ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
kazuko-opa