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著者 | 曽野綾子 |
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出版社 | 新潮文庫 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784101146287 9784101146294 |
登録日 | 2017/03/24 |
リクエストNo. | 64850 |
リクエスト内容
上巻‥ある夏の朝、波多雪子は庭先を通りかかった一人の男と知り合った。庭に咲く朝顔の種を分けてほしい、と声をかけてきたその男は、やや投げやりな性格であったが、優しい一面も見せ、時おり訪れては話をするようになっていった。だが男には別の顔があった。自らを詩人と称して次次に女性を誘い、犯し、殺しては埋めるという冷酷な人間。雪子はまだ、その顔を知らなかった…。
下巻‥平凡な人妻、女子高生、デパートの女店員など、手当たり次第に女性を襲い続ける男、宇野富士男。彼の衝動はとどまるところを知らず、生意気だというだけの理由で小学生の男児までも手にかけてしまう。やがて富士男は逮捕され、社会を大きく揺るがす事件の全貌が明らかになった。だが雪子は、周囲の非難を浴びながら、富士男のために弁護士を雇うのだった…。著者初の長編犯罪小説。
投票コメント
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罪とはなにか、神の前の平等とは何か?GOOD!1
レビューを見て、とても気になる内容だった。
私自身、平等とはいかに曖昧なものか日々疑問に思っていて、「平等」「自由」「異常」「正常」このような羅列を見ると、つい気になってしまう。
「あなたと殺人犯の違いはなに?という質問をぶつけられたような感じがする」という、これまたレビュー内容だが、常々考える議題だ。果たして犯罪者=異常人格者なのか? 誰にでも犯罪を犯す可能性を秘めているのではないか。 実行してしまうか、制御できるかの違いだけなんじゃないか。 実際、犯罪者には耐え性が無いってデータがあるのだが‥話が脱線したが、この本に興味を持ったのはそんな経緯からである。 (2017/03/24)
読後レビュー
NEWS
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2017/03/24
『天上の青』(曽野綾子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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宇佐美