1990年代に一世を風靡した、あかほりさとる・ねぎしひろし両者の原作による「セイバーマリオネットシリーズ」初期3作の中で、唯一メディア化に恵まれなかった作品。
作品舞台「テラツー」の中で、最も未来であるテラツー歴800年代を舞台にした物語で「セイバーマリオネットR」の外伝作品にあたります。
作者の方針により作画者が幾度か変わっている(岡田芽武のアシチームである「STUDIO RESPONSE」のメンバーが持ち回りで担当していた)のですが、そのまま埋もれさせるのももったいないのでリクエストします。

【あらすじ】
『R』から300年。世の中のマリオネットが突然の暴走を来して人間たちを害するようになった。
その原因が、マリオネットたちの感情創出回路「乙女回路」の根源にあると考えたマリオネットドクターのキタジマ女医は、同回路のデータが残るという「フェイスの墓」に向かう。
だが、そこは暴走マリオネットたちの巣であった。危機に陥ったキタジマだったが、その前に謎のマリオネットZEROが降り立つ。
キタジマは記憶を失っていたZEROと共に、彼女の記憶と乙女回路の謎を求めて「フェイスの墓」の深奥を目指すのであった。