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死を与える

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得票数 20

著者 ジャック・デリダ, 廣瀬浩司, 林好雄
出版社 筑摩書房
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480088826
登録日 2016/05/05
リクエストNo. 63394

リクエスト内容

2004年、ちくま学芸文庫より刊行
最愛の息子イサクを犠牲に捧げよと神に命じられたアブラハムはモリヤ山へと向かう。息子に死を与え、その死を神に与えようとした瞬間、その手は押しとどめられる。この二重の贈与の瞬間に何が起きたのか。この出来事が課す無限の分裂の中で、アブラハムはどんな責任を果たし、どんな倫理に従っているのか。そして、この出来事の記憶は、現代のキリスト教、ユダヤ教、イスラム教に何を伝えているのか。キルケゴール『おそれとおののき』、パトチュカ『異教的試論』などの詳細な読解を手がかりに、デリダがおそるべき密度で展開する宗教論。’90年代デリダの代表作。本邦初訳。(「BOOK」データベースより)

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投票コメント

全20件

  • 某大教授Y.S先生がデリダの著作の中で日本語で読んでも理解ができる唯一と言っても良いかもしれない著作とおっしゃっており、デリダへの入り口として重要であることと、最近の思想界では比較的影の薄くなってしまっているキルケゴールが再評価されている著作でもあって、新しい視点を開いてくれる可能性を含んでいることから。特に前者は日本語訳の復活する意義として大きいと思う。 (2022/01/26)
    GOOD!4
  • 犠牲に関する諸問題を取り扱う上で避けては通れない一作。「tout autreはtout autreである」に至るまでの考察は、まだ哲学を十分に学んでいない私のようなものにとって、倫理的な次元に関する哲学史としても読める。またこのコロナ禍において死の贈与に関する問題や我々の単独性の問題がより緊急で現勢的なものになっていることからしても、大変重要な著作である。
    是非自らで書き込みをしながら読みたい本なので、復刊を強く希望する。 (2021/08/07)
    GOOD!3
  • デリダ研究の宮崎裕助先生も、デリダ入門に最適の一冊として、Twitter上で復刊を呼びかけていました。未読ですが、タイトルの『死を与える』。おそらく、現代のテロリズムを考える上で読まずにはおれない重要な示唆が描かれているように思います。それでなくとも、全世界的に対立を煽る政治が日常化し、市民どうしの衝突も起こる中、政治によって分かたれた友と敵の対立を脱構築するための処方箋として、デリダの思想はアクチュアルな意味を持ち始めていると思います。同じちくま学芸文庫から出ている『声と現象』は重版が続いているそうなので、こちらもぜひ復刊してほしいです。 (2017/11/15)
    GOOD!3
  • 読んでみたい。 (2020/05/22)
    GOOD!2
  • デリダ研究で引用されることの多い書物で、非常に示唆に富む名著であるから。 (2019/04/28)
    GOOD!2

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読後レビュー

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NEWS

  • 2022/05/22
    『死を与える』が10票に到達しました。

  • 2016/05/05
    『死を与える』(ジャック・デリダ, 廣瀬浩司, 林好雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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