6 票
著者 | 緒方正人 / 辻 信一 |
---|---|
出版社 | 世織書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784906388400 |
登録日 | 2016/03/15 |
リクエストNo. | 63204 |
リクエスト内容
文化人類学者、辻信一が、水俣の漁民、緒方正人から彼の人生を聞き書きしたもの。
美しい水俣方言で語られるのは、水俣の豊かな海の暮らしと、それを伝えてくれた父のこと、その父を水俣病で亡くし、運動にのめりこんだこと。その後、運動から離れて、昔ながらの木の舟を作り、個人としての意思表示。それらを振り返って語る緒方氏の哲学が、3.11後の今を生きる私たちに多くのこと伝えてくれる。
序文は石牟礼道子氏の「神話の海へ」と題する文章。
投票コメント
全6件
-
水俣病という、「病」や「問題」の背景に、こんなにも豊かな、海と自然と調和して暮らす世界観と風景があったことを、不覚にもこの本を読むまでよく知らなかった。GOOD!2
文化人類学者、辻信一が、水俣の漁民、緒方正人から彼の人生を聞き書きしたもの。
美しい水俣方言で語られるのは、水俣の豊かな海の暮らしと、それを伝えてくれた父のこと、その父を水俣病で亡くし、運動にのめりこんだこと。その後、運動から離れて、昔ながらの木の舟を作り、個人としての意思表示。それらを振り返って語る緒方氏の哲学が、3.11後の今の日本を生きる指針をくれるように感じました。
序文は石牟礼道子氏の「神話の海へ」と題する文章。
図書館で借りて読み、ぜひ手元に置きたい、と思って探したら廃刊だったので、復刊希望します。 (2016/03/15) -
素晴らしい本です。自然とともに生きる〈豊か〉な営みがこの地で続けられていたこと、それを、日本を「豊か」にしようという国策が踏みにじったこと、それでもそこにさらなる〈豊か〉さが生まれていることの希望が伝わってきます。 (2016/03/19)GOOD!1
-
図書館で借りましたが、とても素晴らしい本だったので手元に置きたくなりました。 (2018/01/07)GOOD!0
-
哲学への関心から (2016/03/16)GOOD!0
-
以前、図書館で読んだ本ですがGOOD!0
絶版になっていることを知りビックリ。
ぜひ、復刊していただき、多くのかたに読んでいただきたい本ですので、お願いします。 (2016/03/16)
読後レビュー
NEWS
-
2016/03/15
『常世の舟を漕ぎて』(緒方正人 / 辻 信一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
littlesounds