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甘さと権力 -砂糖が語る近代史-

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著者 シドニー・W・ミンツ 著 / 川北稔 和田光弘 訳
出版社 平凡社
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480510488 9784582408027
登録日 2016/01/17
リクエストNo. 62939

リクエスト内容

本書の原題は、"Sweetness and Power: The Place of Sugar in Modern History"です。著者のミンツ(Sidney Wilfred Mintz, 1922-2015)は人類学者で、昨年2015年12月に亡くなりました。食の人類学を研究テーマの一つとしていました。

本書は、1985年に刊行された彼の主著の一つです。砂糖という商品の生産・消費の歴史を軸に、近代の世界における諸制度や文化、ならびに社会変動にまで検討を広げています。農業・食文化論としての意義も大きいですが、独自の視点から近代を記述している点で歴史学的にも重要な著作と考えられます。

邦訳は川北稔(近代イギリス史、世界システム論)、和田光弘(アメリカ史)によってなされ、1988年に平凡社より刊行されました。日本の古本屋で検索したところヒットせず、またAmazonで購入可能な古本も数が少ないため、復刊を希望します。


【構成】

第1章 食物・社会性・砂糖
主食=中心と薬味=周辺
ヒトは甘党か?

第2章 生産
砂糖はコーランに従う
新世界の先駆者スペイン
イギリスの「砂糖諸島」
早咲きの工業化―プランテーション
プランテーション・世界システム・資本主義
砂糖と自由貿易

第3章 消費
砂糖の用途
特権階級の香料
ステイタスの象徴
茶と砂糖
イギリス人の虫歯とアルコール

第4章 権力
消費の拡大と権力
砂糖をめぐる諸勢力
生活の変化、あるいは工業化

第5章 食べることと生きること


【紹介文】

Traces the history of sugar production and consumption, examines its relationship with slavery, class ambitions, and industrialization, and describes sugar's impact on modern diet and eating habits(goodreadsより。http://www.goodreads.com/book/show/167457.Sweetness_and_Power).

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投票コメント

全3件

  • 本書は、カリブ地域研究・食の人類学の専門家である人類学者シドニー・ミンツの代表的著作の一つであり、彼の著書の中での数少ない邦訳文献です。農業・食文化論の研究として重要であるだけでなく、近代の生活史研究としても意義深い一冊であると思われますが、もはや入手困難な状況ですので復刊を希望します。 (2016/01/17)
    GOOD!1
  • 訳者の川北稔さんの著作、岩波ジュニア新書「砂糖の世界史」を読み、より詳しく砂糖からみた世界のつながりについて知りたくなりました。古書はかなり高い値段で売られており、買いにくいです。 (2021/02/24)
    GOOD!0
  • 『砂糖の世界史』のような本なのでしょうか?
    目次をみるかぎり、面白そうなので復刊を希望します。 (2016/02/14)
    GOOD!0

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タイトル 価格 サイト
甘さと権力 砂糖が語る近代史 1,650円 アマゾン
※こちらの商品は販売先の状況によって品切れになる可能性があります

NEWS

  • 2021/04/12
    『甘さと権力 -砂糖が語る近代史-』(シドニー・W・ミンツ 著 / 川北稔 和田光弘 訳)の注文を開始しました。

  • 2016/01/17
    『甘さと権力―砂糖が語る近代史―』(シドニー・W. ミンツ、川北稔・和田光弘訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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