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著者 | 阿部寿美代 |
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出版社 | 新潮社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784104172016 |
登録日 | 2015/03/20 |
リクエストNo. | 61665 |
リクエスト内容
第29回(1998年) 大宅壮一ノンフィクション賞受賞
乳幼児突然死症候群(SIDS)によって、毎年日本では2000人に約一人の割合で赤ちゃんが亡くなっているという。しかし、その原因はまだ解明されていない。
原因不明であるが故に、SIDSで亡くなったのか、窒息死だったのか、死因を争う裁判も増えている。SIDSを正しく理解するにはどうしたらいいのか。
最新の研究の成果、残された親のメンタル・ケアなども含め、医学、法律、心理学、さらに社会問題としてのSIDSを、わかりやすく、多角的にとらえた医療ノンフィクション。
投票コメント
全2件
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本書が出版されて二十年近く経つが、いまだに乳幼児の突然死(SIDS)をめぐる状況は変わっていない。GOOD!1
一般の認識不足による、保育所での突然死をめぐる裁判や、子どもを亡くした両親への周囲の無理解……。
本書は、乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する日本初の一般向けの本であり、医学的な情報のみならず、SIDSをめぐる社会状況についても記してある。とくに、戦後まもなく医師がSIDSの存在に気づき始めた頃からの歩みについて書かれた本は他になく、歴史的資料としても貴重である。
さらなる悲劇を防ぐためには、子どもを亡くした家族だけでなく、医療関係者や保育者にもSIDSに関する知識を深めてもらわなければならない。本書が読み継がれることは、そのための大きな助けになると思う。 (2015/03/20) -
SIDS関連のサイトで参考文献になっているのに、絶版になって手に入らないので。 (2015/03/20)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2015/03/20
『ゆりかごの死 乳幼児突然死症候群(SIDS)の光と影』(阿部寿美代)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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sumi