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著者 | 遠藤浩一 |
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出版社 | PHP出版 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784569637761 |
登録日 | 2014/04/02 |
リクエストNo. | 59816 |
リクエスト内容
世界的指揮者、小澤征爾がいかに日本人であり、西洋と対峙したか。分かり易く小澤の存在の意味を描く。音楽に国境はある、それが実は小澤の核心をなしていることがよくわかる。名著。
投票コメント
全1件
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名著。GOOD!1
小澤が世界に通用するのはかレア日本人であることを明確に意識していたからであり、西洋を「他者」として受容する孤独な営みをしたからだという著者の思索は、文学・芸術すべてにおける、日本の日本人の特異性を見事に描き出している。
西洋文化の中で日本人であり続け、西洋文明をも日本化していく我が国の立ち位置や、日本人としての心構えを考えさせる本でもある。
陳腐だが、小澤もまた、海外に出て、初めて日本人となり、日本人である自分を認識している。これは我々、日本人にとって必須の視点であるから。
読み捨て、使い捨てにする図書ではない。 (2014/04/02)
読後レビュー
NEWS
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2014/04/02
『小澤征爾 日本人と西洋音楽』(遠藤浩一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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