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著者 | プレハーノフ著 木原正雄訳 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784003341636 |
登録日 | 2013/12/01 |
リクエストNo. | 58898 |
リクエスト内容
史的唯物論の中心命題である,歴史をつくるものは誰かという問題について,多くの実例をあげつつ明快に論じたプレハーノフ(一八五六‐一九一八)の名著.歴史における個人の役割を過大評価したナロードニキの歴史観・哲学観に対する批判であり,ロシアにおけるマルクス主義思想の形成と発展に大きな役割を果した代表的論文の一つである.(岩波書店ホームページより)
ロシア・マルクス主義の父と称されるプレハーノフの代表作で、一節の「流れを変えたから英雄なのではなく、流れを表現したから英雄となる」は有名です。
読後レビュー
全1件
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歴史に対して
歴史に対し二つの見方が可能であると思う。
一つは個人が歴史を築き上げていくという自由論的な見方、もう一つは歴史は個人の思惑とは関係なく流れていくという宿命(運命)論的な見方である。
著者のプレハーノフは後者の見方に重きを置きつつも「我々は宿命を実感する時、ある種の自由を感じる」と両者を止揚した見方に達する。彼の考えを要約するなら「英雄が歴史を作るのではなく、流れを体現したものが英雄となる」となるだろう。
私は原文を読んだことがないので断言はできないが、読みやすく格調の高い翻訳であると思う。小著ではあるが歴史ひいては自由を考える上で有益な作品である。 (2018/05/21)
タイトル | 価格 | サイト |
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歴史における個人の役割 | 572円 | アマゾン |
NEWS
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2018/04/18
『歴史における個人の役割』(プレハーノフ 著 / 木原正雄 訳)の注文を開始しました。 -
2013/12/01
『歴史における個人の役割(岩波文庫)』(プレハーノフ著 木原正雄訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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