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著者 | ヤスパース著 橋本文夫訳 |
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出版社 | 理想社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2011/05/16 |
リクエストNo. | 53380 |
リクエスト内容
ニーチェのメモや手紙を丹念に読み取り「反キリスト者」のレッテルを張られがちなニーチェの全体像に迫った作品。
ニーチェ思想の見かけ上の矛盾についてのヤスパースの解釈やキリスト教・西洋思想批判は現在でもニーチェ研究に有益と考えます。
ヤスパースの大著『ニーチェ』(こちらもリクエストしてあります)の導入編としてもオススメ。
(目次)
・序説 キリスト教に対するニーチェの戦いはかれ自身がキリスト教的であることから生まれている
・ニーチェの世界史的な見方の概要
1.現代の危機
2.キリスト教の発生と変化
a.イエスは何者であったか
b.イエスのキリスト者が転倒させられたこと
c.イエスを転倒させたキリスト教の根源
d.キリスト教のその後の進展
3.世界史
・ニーチェはキリスト教的な刺戟の実質内容を見失いながら、しかもこの刺戟によって実際にどういう考え方をしていたか
1.世界史的な全体知
2.「人間のうちには何か根本的に出来そこなった所がある」
3.無限の知識意欲としての科学
総括.道はどこへ
・ニーチェの新たな哲学
1.肯定の役目を果たさない肯定と思想の動き
2.イエスとディオニソス
3.おのれを敵として同一視していること
4.対立の排撃
5.極端と節度
6.全一的な体系
7.前景とニーチェの真の面目
8.ニーチェ研究上の必要事項
9.ニーチェに対する理解の限界
10.ニーチェの考え方に対するわれわれの態度
11.ニーチェの呪詛
読後レビュー
NEWS
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2011/05/16
『ヤスパース選集11 ニーチェとキリスト教』(ヤスパース著 橋本文夫訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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