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自殺志願

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得票数　25票

著者	シルヴィア・プラス
出版社	角川書店
ジャンル	文芸書
ISBNコード	9784047910423
登録日	2001/07/05
リクエストNo.	4741

リクエスト内容

著者の自伝的作品と云われています。
ビューティーコンテストに入賞した知的で美貌の少女が、気がつくと現実社会との接点を失ってゆく姿が、とてもリアル。
うつ病の症状や自殺未遂・食行動異常などについて、フィクションからでは感じられない迫力で描写されています。

投票コメント

全25件

人気順新着順

ma

私はタイ在住です。こちらに移り住むとき、
シルヴィア・プラスの詩集を持ってきました。
最近、「ベル・ジャー」のタイ語訳が出て、書店に平積みになっています。
日本語版が絶版なんて、悲しいじゃないですか。 (2003/12/04)
GOOD!1
kobayashi

『自殺志願』は、今までいろいろな方から薦めていただいたのですが、古本屋さんでもほとんど見かけたことがなく、ずっと探しています。復刊されれば、昔読んだという方からも、私のように読んだことはないけれど関心を持っているという人からも、幅広く関心をもたれるのではないかと思います。よろしくお願いします。 (2003/10/01)
GOOD!1
mko

この自伝的小説を書き終えた翌年、プラスは自殺しました。「ヴァージン・スーサイズ」や「プロザック・ネイション」にせんだって、思春期に先鋭化する、自己嫌悪や女性身体への愛憎が美しい詩的な文章で綴られた名作です。図書館にもめったに置いてなくて、アメリカ文学の屈指の名作であるこの本が読めない状況はまったくもって不可解。（柴田元幸さんは、「ライ麦畑でつかまえての女性版」と述べられています）文庫でも良いから読めるようにしてほしいです。 (2003/01/30)
GOOD!1
occam's razor

シルヴィア・プラスは、２０世紀後半では最大のアメリカ詩人でした。壮絶な自殺をする直前の、ほんの短い期間に吐き出された一群の詩によって。
でもこの小説も、アメリカ文学に何がしかをつけ加えた作品でしたね。とても感動したことを覚えています。
感傷・感情吐露のみに終わらず、冷静な視線もあわせ持っていました。
邦題のスゴサに、図書館の貸し出しカウンターに持っていくのをためらったことも思い出しました。 (2002/11/20)
GOOD!1
鼈甲猫

現代日本で多くの若く美しい女性が、感じている苦しみを数十年も前のアメリカの女性が、繊細に描いています。今の日本女性にこそ、共感できる内容と思います。ちゃんと宣伝すれば必ず当たりますよ。図書館にすら置いてないので、わたし驚いてます。 (2001/07/05)
GOOD!1