10 票
著者 | E.B.タイラー |
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出版社 | 誠信書房 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2009/01/22 |
リクエストNo. | 45381 |
リクエスト内容
E.B.タイラー (著), 比屋根 安定 (翻訳)
エドワード・タイラーの代表的著作。18世紀中頃以降の人文科学・社会科学・さらにはマルクス主義の中心的理論である文化進化論・文化伝播論を確立させた著作。
投票コメント
全10件
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日本人の精神構造でもあるアニミズムについて、考えるに当たって、読もうと考えた。しかし、1962年の出版以来、店頭では手に入らなくなっていた。図書館で借り一読したが、是非手元に置いておきたいので、復刊をお願いしたい。GOOD!1
この本が学問的にどれだけ価値があるかということには他のレビュアーの方とは違って分からないけれども、それでもまた読みたいという気持ちは他の人に負けないと思う。 (2009/02/03) -
本書は「文化人類学の父」エドワード・タイラーの代表的著作である。タイラーはアニミズムを提唱する等、宗教学の祖ともされ、現代の社会科学・人文科学に与えた影響は非常に大きい。また、エンゲルスに多大な影響を与え、エンゲルス経由でマルクスが自らの理論に社会進化論を取り入れたのも特筆する事実と言えよう。サン=シモンに始まるとされる社会進化論的視点を固めた実績は、フレイザーやモルガンと共に切り捨ててはならないだろう。また、文化伝播論も取り入れられ、これもナチズムに多大な影響を与えたドイツ宗教史学等反ユダヤ主義・ゲルマン主義も彼の理論から学んだことは大きいとされる。GOOD!1
今日批判されることが多い両理論だが、その理論に内在する要素のすべてを否定することはできない。文化が相互影響を与え合っているのは間違いなく、西欧至上主義を抜いて考えたとき、この理論から得られるところは多いと感ずる。その点で、再評価を行われるべきである理論であるが、その理論の原著の一つとされるものに触れられないのは遺憾であると言わざるを得ない。
それゆえに再版・復刊を希望する。 (2009/01/22) -
人類学を学ぶ人間にとってとても重要な書籍だから (2014/01/26)GOOD!0
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人類学を学ぶ上で重要だと考えたから (2013/11/01)GOOD!0
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知り合いの方からこの本を探してと頼まれました。それで必死で探していますが、これほどの古典が復刻されていないのは驚きでした。文庫本になると一番いいのに。あるいはオンデマンド印刷はできないでしょうか? (2013/01/29)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2014/01/26
『原始文化―神話・哲学・宗教・言語・芸能・風習に関する研究』が10票に到達しました。 -
2009/01/22
『原始文化―神話・哲学・宗教・言語・芸能・風習に関する研究』(E.B.タイラー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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サクラシス