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著者 | フェルディナント・フェルマン(著)、木田元(訳) |
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出版社 | 講談社(講談社学術文庫) |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784061591479 |
登録日 | 2008/12/24 |
リクエストNo. | 45009 |
リクエスト内容
【内容】
フッサールの現象学の観念論と、
文学上の表現主義とを
共通の思考形態に帰一させようと試みたフェルマン。
彼はフッサールの思考をホフマンスタールやムージル、バルトらの
表現主義作家たちの思考との構造上の親縁性を跡づけ、
さらに現象学をフロイトの精神分析に近づけることになった
還元思想の変容を追跡する。
フッサールの現象学の展開をドイツの社会史、
精神史のうちに斬新に捉えた画期的論考。
【目次】
1 現象学的還元の謎―問題と展望
2 心理学的論理学
3 還元論の3つの難点
4 現実性―ヨーロッパのデモーニッシュな概念
5 詩人と哲学者―ホーフマンスタールとフッサール
6 弁証法的主観性
7 現実感覚と可能性感覚
8 表現主義的思考形態としての現象学的還元
9 戦後の現実
10 還元の変容
11 主観性の隠れた力
12 現象学と精神分析的方法
13 真の現実という神話
【著者】
・フェルディナント・フェルマン
1939年生まれ。
現在、ミュンスター大学教授。
著書に、『Scholastick und Kosmologische Reform』
『Das Vico-Axiom:Der Mensch macht die Geschichte』などがある。
・木田元
1928年山形県生まれ。
1953年東北大学文学部哲学科卒業。
中央大学文学部教授。
著書に『現象学』『ハイデガー』『メルロ=ポンティの思想』『哲学と反哲学』、
訳書にメルロ=ポンティ『行動の構造』(共訳)など多数がある。
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読後レビュー
NEWS
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2008/12/24
『現象学と表現主義』(フェルディナント・フェルマン(著)、木田元(訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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