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著者 | リヒャルト・ワーグナー |
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出版社 | 河出書房 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2008/08/17 |
リクエストNo. | 43347 |
リクエスト内容
1948年の終戦直後に出版された全集で、訳者は小笠原稔。全五巻の内容は以下の通り。1・さまよえる和蘭人 2・ローエングリーン他 3・ニュルンベルグのマイスター・ジンガー 4・ラインの黄金・ワレキューレ 5・ジークフリート・神々の黄昏 原本はテクスト以外にも、挿絵付きで原作の雰囲気をよく伝えている。しかも、現在入手できるワーグナー作品集が、ファンタジー系の装いで紹介されているのとは異なるぶん、それだけテクストの舞台、上演当時の雰囲気を知るのに適した、格好の企画だと思う。ついでながら、ドイツ古典主義のシラーの戯曲なんぞ、あれはまさしくオペラそのものだろう。シラーが少しは手に入るなら、ワーグナーもこの際、考えて欲しい。
投票コメント
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2002年に名著普及刊行会(だと思う)より、復刻版が出たが、如何せん高価過ぎて一般読者の手元には届かず、「普及」どころではない。元来、ワグナーの劇は音楽分野にのみならず、美術、文学をも含めた総合芸術であり、英米流のシェイクスピアを中心としたドラマツルギーとは元々、相容れないところがあった。それが、今日では文学的な観点から劇として見直す機運が高まっている。ワグナー作品をオペラの台本として受容するだけでなく、19世紀ドイツ「文学」の代表作品としても鑑賞する時期に来ているのだ。そのためにも、信頼できる纏まった全集が欲しい。ワグナーを「文学」としても楽しむために是非、復刊を! (2008/08/17)GOOD!2
読後レビュー
NEWS
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2008/08/17
『ワーグナー全集5巻』(リヒャルト・ワーグナー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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牡猫ムル