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弘法大師の法華経 3

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著者 大倉隆浄
出版社 ストーク
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784434005060
登録日 2008/08/02
リクエストNo. 43142

リクエスト内容

日蓮の法華経は矛盾に満ち、歪曲されていた―。いま初めて、世を救う真実の法華経が明かされる!五濁にまみれた現代の宗教界に鉄槌を下し、無明を彷徨う人々に真理の灯明をかざす著者渾身の警世の書。

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  • この本は持っていないので強く復刊を希望します。
    今は新たに購入したのですが 強く復刊を希望します。 (2008/08/02)
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読後レビュー

全1件

  • 真言題目と清浄曼荼羅(無住處涅槃曼荼羅)

    『弘法大師の法華経』巻1~3、総集編
    弘法大師の法華経に関する著作と、真言密教の護摩修法による弘法大師の「霊告」をベースに、法華経と法華経題目、それに理趣釈の記述による宗叡・補陀洛院版の観照曼荼羅を改良した「清浄曼荼羅(無住處涅槃曼荼羅)」について説く。

    弘法大師の法華経に関する著作は、『秘密曼荼羅十住心論第八・一道無為住心』(天台宗・法華経)、『法華経開題』(三篇)、『法華経釈』、『法華経密号』。また、真言宗の常用経典の『理趣経』、およびその解釈書である『理趣釈』も重要な典拠。
    「一切経の題目においてみな三義あり、人と法と喩となり。今この経は法と喩を合して名とす。妙法とは法なり、蓮華とは喩なり。この経の題目は、ただ法と喩とのみをあげて人の名をあげざるのみ。『金剛頂経』によらば、また人の名をあぐ。妙法蓮華とは、これすなわち観自在王の密号なり。すなわちこの仏を無量寿と名づく。もし浄妙国土においては成仏の身を現じ、雑染五濁の世界に住せばすなわち観自在菩薩たり」(法華経密号)。

    中台八葉、八葉九仏について。(サ)妙(ダルマ)法(ブンタリカ)蓮華(ソタラン)経の梵語題目を解字すると、(サ)沙字門-satya諸法諦(観音菩薩)、(ダ)駄字門-dharmadhatu法界(文殊師利菩薩)、(ルマ)磨字門-mahatman大我(転法輪菩薩)、(ブ)波字門-paramartha諸法第一義諦、(ンタ)陀字門-damara一切諸法戦敵、(リ)羅字門-rajas一切諸法無塵垢、(カ)迦字門-karman一切諸法事業、(ソ)蘇字門-su妙・正、(タラン)多字門-tathata一切諸法如如(普賢菩薩)。「この九字はすなわち九仏の種字真言なり。九仏とは、いわく中央は大日尊、四方四葉におのおの四仏(宝幢、開敷華王、無量寿、天鼓雷音)を現ず。」四隅に観音、文殊、弥勒(転法輪)、普賢の四菩薩を現ず。(法華経開題)

    唱題行は光明真言、御宝号(南無大師遍照金剛)、真言題目による。(巻1)

    「弘法大師に注意されたことだが、真言題目は オム・サダルマ・ブンタリカ・ソタラン ではなくオム・サダルマ・ブンタリカ と唱えるようにとのことであった。南無については文法的に妥当なのは ノウボウ(南無) であるが、これも弘法大師から ノウボウ ではなくて オム とするように言われた。ソタラン(経) を外せば妙法蓮華となる。それに オム を付けるという形になる。このことに関して、確認するために法華経開題を見てみると、次のように説かれていた。「妙法蓮華とは、これすなわち観自在王の密号なり」と名字化している。即ち仏身化にして名詞化しているとも言える。題目を名詞化の仏身化にして法身説法化しているのである。」(巻2)

    清浄曼荼羅(無住處涅槃曼荼羅)は2種類ある。『清浄曼荼羅(無住處涅槃曼荼羅)』(巻2に付属)、『日本国清浄曼荼羅(無住處涅槃曼荼羅)』(巻3に付属)。ただし、曼荼羅の構造は双方同じ。清浄曼荼羅の異名は『天の神』。

    清浄曼荼羅の座位は、理趣釈による宗叡版および補陀洛院版の観照曼荼羅(観音)を踏襲している。宗叡・補陀洛院版の尊格は中尊観音、法利因語、内四供養、外四供養、女人形、蛇、豕、蓮華。
    しかし清浄曼荼羅では、弘法大師の「霊告」により宗叡・補陀洛院版を改良した。(巻2)
    1.女人形、蛇、豕、蓮華を削る。
    2.法利因語、内四供養、外四供養を梵字化する。
    3.梵字化した外四供養を四摂に移す。
    4.四隅にあらためて外四供養の天女像を描画する。
    5.中尊観音の尊像は金剛界曼荼羅ではなく胎蔵曼荼羅蓮華部中尊の観自在菩薩とする。(巻3)

    法華経開題が引用する理趣釈により、観照曼荼羅の金剛法、金剛利、金剛因、金剛語のうちの金剛法は観音、金剛利は文殊、金剛因は弥勒に配当されるが、理趣釈では金剛語についての配当の記述がない。
    「弘法大師は「金剛法菩薩になるのが金剛界の観音菩薩であり、金剛語菩薩は胎蔵の観音菩薩である」と答を示してくれた。私は念の為に弘法大師に確認した。「金剛界、胎蔵界のミックスした不二の姿が法華経開題なのですか?」弘法大師は「その通り」とはっきり答えられた。」(巻3) (2012/05/24)

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NEWS

  • 2008/08/02
    『弘法大師の法華経 3』(大倉隆浄)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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