6 票
著者 | 砂沢 クラ |
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出版社 | 福武文庫 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784828831169 |
登録日 | 2008/07/09 |
リクエストNo. | 42767 |
リクエスト内容
自然のなかに神を見、神を敬い、共存してきた日本の先住民族アイヌ。荒地に追われ、言葉を奪われ、貧窮の暮らしを余儀なくされながらも民族の精神と文化を守り通したアイヌのシカッケマット(淑女)の半生が、豊富なイラスト、資料写真を交え綴られる。現代の人間のあり方も問う、心優しい告発の書。
投票コメント
全6件
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砂沢クラさんは私の祖父の弟と同じ生まれ年で、クラさんはアイヌの目から見た当時の北海道の暮らしを詳細に述べています。GOOD!1
私が子供のころ聞いた祖父の話とよく一致する部分があり、入植した和人の子である祖父のことを懐かしく思い出しました。
つまり、今盛んにいわれているアイヌ差別など明治・大正・昭和においてなかったのです。
もしあるとすれば、クラさんも言っているようにまともな人間ではなく○○や○○といったろくな仕事にもつけない教養のない和人のすることだったのです。
このことをぜひ多くの日本人に知ってもらいたいと思い復刻を希望しました。
なお、この本の内容は拙著『アイヌ先住民族 その真実』ほかに引用させていただいています。 (2015/02/28) -
一部のアイヌが、利権集団の化している現実を静かに告発している。GOOD!1
その利権集団と、左右をまたがる政治家が相互に利用し合っている。
利権行為の実態が明るみにでると、和人のアイヌに対する嫌悪が発生し
、離間感情が深化するだろう。
和人とアイヌが「普通」の感情で、同じアイヌ(人間)として、つきあって
いたことが判る、貴著な文献。
アイヌ利権集団がねつ造した、<アイヌと和人の対立>の虚妄をはぎ取るために、本書の復刻と普及を望む。 (2009/12/21) -
ゴールデンカムイの作者、野田サトル氏のインタビューでこの本の存在を知りました。GOOD!0
その中で紹介されていた一文がとても気になったので、是非とも全文が読みたいです。 (2022/10/08) -
アイヌについて、正しい認識が必要です。GOOD!0
この貴重な書籍を後世に残すべきです。 (2015/02/27) -
アイヌの方の生の言葉なのですね。それこそ、残さねばならぬもの。復刊希望です。 (2009/11/25)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/07/09
『ク スクップ オルシペ―私の一代の話』(砂沢 クラ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
的場 光昭