馬具製造業から英国を代表する一流ブランドとなった「ダンヒル」の創立者、アルフレッド・ダンヒルが書いた唯一のパイプ専門書。世界各国での喫煙の歴史や、パイプの起源などについての、ダンヒルの該博な知識と深い洞察による史学的考察に加え、貴重な資料を261点の図版で紹介した、パイプ愛好家の聖典。原書は1924年出版。この梅田晴夫訳による日本版は1969年に息子のA・H・ダンヒルによって校訂された改訂版を底本としており、Ａ5判ハードカバー、255頁で1971年9月出版。初版のみ表紙にカラーでパイプラックの絵が描かれている。当時の定価は初版が800円、再版分は箱つきで1200円。

The　Pipe　Book　by　Aifred　Dunhill．copyright　Alfred　Dunhill　1924,1969
by　apointment　to　her　majesty　the　queen　suppliers　of　smoker's　requisites　ALFRED　DUNHILL　LTD　London
Japanese　Translation　right　arranged　through　Kaigai　Hyoron－sya.Tokyo　japanese　Translation　right　by　Yomiuri　Shinbun－sya.1971

登録者の評価★★★★★★★★★★

【目次】

序（アルフレッド・ダンヒル）

改訂版（1969年版）への序（アルフレッド・H・ダンヒル）

１.人は何故煙草をのむか

２.代用パイプと煙草

３.まっすぐなパイプあるいは筒型パイプ

４.土塁パイプ

５.インディアン・パイプとパイプの秘儀

６.南アフリカの喫煙家および非喫煙家

７.極北のパイプ

８.極東のパイプ

９.水煙管

10.アフリカ・パイプの種々相１

11.アフリカ・パイプの種々相２

12.クレイ・パイプ

13.ヨーロッパ・パイプ各種

14.現代のブライアー

あとがき（梅田晴夫）