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著者 | S.K.ヘニンガー |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582523089 |
登録日 | 2005/11/28 |
リクエストNo. | 31648 |
リクエスト内容
ルネサンスの続く間、史上でもまれなる瞬間だが、科学と倫理学とが単一の哲学体系たるピュタゴラスの「神聖哲学」へと組み込まれていった。科学はより高度の目的に従属させられたとはいえ、人生にあって欠くべからざる第一歩だった。この理由から、ピュタゴラス派の教義は非常に強くルネサンス人に訴えた。それは、人間は完全になる可能性があるという考えを弱めることなく、自然学の研究を力説した。あらゆる二元論の彼岸を目指す「全体知」の源泉たる最古の思想伝統=ピタゴラス主義の歴史と、とりわけルネサンスにおけるその再興および詩学への影響を巨細に論じる無比の大作。【目次:ルネサンスのピュタゴラス学説(宇宙論と詩―序説ピュタゴラスの教団と伝記資料)、ピュタゴラス派の教義(数宇宙=コスモス神と時間の概念オカルト学道徳哲学)、詩学(創造者としての詩人宇宙的照応としての比喩文学的小宇宙としての詩)】
投票コメント
全4件
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古代から受け継がれてきた天への畏怖、畏敬の念が音楽と結びついた考え。それがいったいどういう経緯で生まれ、やがて衰退していくのかを描いています。巻末の図版だけでも楽しめると思います。ただし、本文は字が細かすぎたりして読みづらいかと思いますが・・・ (2012/02/10)GOOD!1
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【超人ピタゴラスの音楽魔術】(斉藤啓一著、学研)を読んで、ピタゴラスの音楽についての神秘的な概念を知りました。また、【神智学】(ルドルフ・シュタイナー著)においても、ピタゴラス派の「天体音楽」につて述べられており、この本に深い関心を持ちました。スピリチャルがブームになりつつある現代に、絶版のまま埋もれてしまうには、余りに惜しい本です。 (2005/11/28)GOOD!1
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興味があるのですが、古本では高いのです。 (2011/06/18)GOOD!0
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古書として購入するには値段が高すぎる為 (2010/03/31)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2005/11/28
『天球の音楽 ピュタゴラス宇宙論とルネサンス詩学』(S.K.ヘニンガー)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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