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著者 | ロバート・ゴダード |
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出版社 | 文藝春秋 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784167218096 |
登録日 | 2005/04/06 |
リクエストNo. | 28619 |
リクエスト内容
リオノーラは娘に昔語りを始める。ミアンゲイト館での彼女の少女時代の記憶は暗く、謎に満ちていた・・・。ソンムの会戦(第1次世界大戦)で戦死した父親のこと、彼女自身の出生の秘密、母リオノーラ(同名)を巡る三角関係と殺人事件。隠され続けたこれらの事柄に不審を抱き続けていた彼女の元に訪れたウィリスという男は長年にわたりこれらの謎を追い求め、とうとう解明したという。しかし、そのウィリスが死に、遺産が彼女に贈られていた事から新たな謎が浮かび上がる・・・。
第1次大戦の時代を舞台に、戦場に借り出された若者の悲惨な体験とそれによる心の傷、一人の女性の生涯を探るゴチック・ロマン的な要素がうまく融合した推理小説。
投票コメント
全7件
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「稀代のストーリーテラー」と言われたロバート・ゴダードの記念すべき邦訳第1作目です。様々なミステリー・ランキングで上位を獲得している「千尋(ちいろ)の闇」に比べると評価の低い作品ですが、しかし、内容は「稀代のストーリーテラー」の名に恥じないものです。個人的にはちょっと硬い内容の「千尋の闇」よりもドラマチックで読み易く、惹き付けられた作品です。GOOD!1
第1次大戦というゴダードのこだわりのテーマを扱っている点、現在と過去が交錯するストーリーという点でも、彼の特徴的な作風をうかがい知るで欠くことの出来ない作品だと思います。是非、復刊を!!! (2005/04/06) -
初期のゴダード作品の方が後の翻訳された作品よりも傑作で魅力に富むと聞きました。紹介第一作をぜひ復刊してください。 (2007/01/27)GOOD!0
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名作と聞いたので読んでみたいです。 (2007/01/16)GOOD!0
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最近ミステリを読み出したため、少し古いものはみんな品切れ。GOOD!0
しかしこの本はどうしても読みたい。 (2007/01/07) -
ロバートゴダードの大ファンなのにどうしても手に入らないのでぜひ!海外ミステリって買い忘れるとすぐ手に入らなくなるので悲しいです。近作を読んでから旧作に触手を伸ばす人々にはとても不利です。 (2006/02/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2005/04/06
『リオノーラの肖像』(ロバート・ゴダード)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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yuiga