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著者 | モリス・クライン 著 / 中山茂 訳 |
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出版社 | 社会思想社(現代教養文庫) |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784309252483 |
登録日 | 2004/10/09 |
リクエストNo. | 26290 |
リクエスト内容
この本の原著はMorris Kline 『Mathematics in Western Culture(Oxford University Press,New York 1953)である。
この本は、尋常の数学史書ではない。全編を一貫して流れる主旨は、「数学が学校で教えるような無味乾燥なテクニックではなく、西洋文明の中を生き生きと流れ、それをつちかう上に重要な役割を果たしてきた」という論旨を明らかにすることである。
歴史的配列はただ手段であって、歴史上にあらわれるエピソードをふんだんに駆使し、ユーモアや風刺富む文才を以って、主旨の展開と補強につとめる。 以下、数字は章を表す。
1.概説・・・正しい考え方とまちがった考え方
2.経験的数学
3.数学的精神の誕生
4.ユークリッドの「エレメンタ」
5.星に物差をあてる
6.自然は合理性をうる
7.幕合劇
8.数学精神の復興
9.世界の調和
10.絵画と透視法
11.芸術から生まれた科学、射影幾何学
12.方法叙説
13.自然の量的研究
14.普遍法則の演繹
15.束の間の時を捉える微積分
16.ニュートン主義の影響・・・科学と哲学
17.ニュートン主義の影響・・・宗教
18.ニュートン主義の影響・・・文学と美学
19.G線上のサイン
20.エーテル波の支配
21.人間本姓の科学
22.無知の数学理論=人間研究の統計的方法
23.予測と確率
24.わが無秩序なる宇宙=統計的自然観
25.無限のパラドックス
26.あたらしい幾何学あたらしい世界
27.相対性理論
28.数学、方法と芸術
投票コメント
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橋爪大三郎『はじめての構造主義』で「数学の歴史と人類文明の関わりがわかる、刺戟的な本」と紹介されています。 (2009/07/11)GOOD!0
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名著であることは、他の書籍で知った。工学専門の人間なので、これまで利用することが目的であった数学に対する認識を変えたい。 (2008/11/16)GOOD!0
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以前読んで、本当に感動した。凡百の数学書とは全く違う文化的視点が極めて素晴らしい。本を紛失してしまったので是非欲しいし、他の人にも是非読んでほしい。 (2008/04/19)GOOD!0
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目次が良い (2008/04/18)GOOD!0
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構造主義の参考図書として上げられており、是非読みたい。 (2006/05/25)GOOD!0
読後レビュー
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タイトル | 価格 | サイト |
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数学の文化史 | 4,180円 | アマゾン |
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2011/05/10
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『数学の文化史(上・下)』(モリス・クライン(著)、中山 茂(訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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