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著者 | エーリヒ・ケストナー、小松太郎 |
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出版社 | 発行所=筑摩書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480024589 9784622078777 |
登録日 | 2004/02/18 |
リクエストNo. | 22623 |
リクエスト内容
タバコ会社に勤める32歳のファービアンは、失業者が増加し争いごとの絶えない騒然とした世の中を憂い、悶々とした日々をおくっていた。そんな彼に突然の解雇辞令、親友の自殺、恋人の身売りと次々に不幸がおそいかかる。失意の心を抱いて故郷へ帰った彼はそこで…。詩情的なかおりとユーモア、鋭い皮肉、揶揄、エレガントな機知と絶望的なメランコリー。ケストナー独自の才能をすべて盛りこんだ、唯一の本格的な長編小説。
投票コメント
全21件
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光文社古典新訳文庫のケストナー『飛ぶ教室』を翻訳した丘沢静也氏が同書巻末で触れられていたケストナーの作品。『ファービアン』は『ファビアン』という題でも邦訳されてきたが、ちくま文庫版『ファービアン』は古書では最低1000円程度する。他の文藝春秋社版、東方出版版、新潮社版などをみても、定価の何倍もの値段にまでなっており入手は容易でない。GOOD!1
ある作家の作品の新訳が世に出れば、それに引き続いて起こるのは、それまでその作家を知らなかった人々がその作家に注目し始めるという現象だ。上の例でいえば、『飛ぶ教室』の新訳をきっかけにしてケストナーの作品に目をむけるようになった人である。わたしもその一人だ。
ぜひ、復刊してほしい (2012/03/01) -
世界的大不況が空前の勢いで広まるまさに今の時代(2009年現在)にこそ読まれるべき小説だと思う。そこで我々は何を目指し、何を忘れてはならないのか。今こそ復刊の絶妙のタイミングであると思う。売り方次第でかなりの部数を売る事が可能だろう。 (2009/02/26)GOOD!1
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私も図書館で借りて読み、何故この本が絶版なのか?と身悶えしました。ケストナーというと児童文学の印象が強いですが、大人向けの小説や詩にも、とても秀逸なものがあります。もっともっと見直されてしかるべきだと思います。ぜひ復刊を! (2004/08/07)GOOD!1
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昔はこういう本は文庫でどこの本屋さんにも並んでいたと思うのですが。 (2016/03/18)GOOD!0
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子供の頃はケストナーと意識せず、結構読んでいましたがGOOD!0
何十年も前の事。
こんな作品があると知り、単純にとても読みたくなりました。 (2014/11/07)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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ファビアン:あるモラリストの物語 | 3,960円 | アマゾン |
NEWS
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2014/10/31
『ファビアン:あるモラリストの物語』復刊決定! -
2004/02/18
『ファービアン』(エーリヒ・ケストナー、小松太郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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イワケン