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エッセイ集というよりは、対談集ですね。 (1980年刊行 )GOOD!1
小説 『箱男』 に続いて 『密会』 が鳴物入りで出版された頃なので、当然 『密会』 の詳しい創作過程について触れています。ちょうど、小説 『方舟さくら丸』 が対談/エッセイ集 『死に急ぐ鯨たち』 と密接な関係を持っているのに似ています。それが本書の第1部。 (第1部 「都市への回路」)
第2部では、中南米文学を基点に世界文学を語っています。安部がジュール・シュペルヴィエルを好んでいたなどという話は初耳でした。第3部は留学生向けの講演で、これは短い。分量的には二部構成と言えます。 (第2部 「内的亡命の文学」、第3部 講演「変貌する社会の人間関係」)
さすがにいちばん油がのった時期の対談です。小説や評論の場合、各社 “文芸文庫” や “学芸文庫” のたぐいに収録される道がありますが、対談集の受け皿がないような気がします。時事的な話題は宿命的に古びるわけで仕方ない。でも、それをもって絶版のままにしておくのはもったいないでしょう。どうでもいい対談集ならそれでも結構ですが、これはそうではないので。 (2003/11/12) -
ぜひ読みたい。 (2008/11/10)GOOD!0
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読んでみたい。 (2007/11/14)GOOD!0
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未読ですので、安価で手に入ると非常に助かります。 (2007/02/27)GOOD!0
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未読なのでぜひ読んでみたい。 (2007/01/24)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/11/12
『都市への回路』(安部公房)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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occam's razor