18 票
著者 | 長谷川集平 |
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出版社 | ちくま書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480041579 |
登録日 | 2003/10/14 |
リクエストNo. | 20131 |
リクエスト内容
こんなシケた美大予備校の講師だけど、小池さんは天才だ。ぼく
は尊敬している。その小池さんが、姿を消した──。 絵を描く。
自分を見る。若者たちの、ブルー・ノートな季節。第14回路傍の
石文学賞受賞。
投票コメント
全18件
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書いた本人です。この物語にはぼくの青春の喜怒哀楽が結晶してGOOD!2
います。絵を描き始めたころのヒリヒリした心の機微がなぞられ
ています。ぼくらはあのころ、名古屋の寒風吹きすさぶ路上を永
島慎二さんの漫画の登場人物になったようなフーテンな気分で歩
きました。挿絵を永島さんに描いてもらえて光栄です。ヒトと
違った道を行きたい、なのに決心がつかないという若者にプレゼ
ントしたい本です。本や映画や音楽の中にしか自分に似た人を見
つけられない、そういう若者はいつもいるでしょうから、この本
もいつも手にとれるようにしておいてください。 (2003/10/21) -
美大生にあこがれていました。美大生の生活にあこがれていました。その一つの物語がここにあります。物語を彩る挿絵もやわらかでよくマッチしています。この本を図書館で見つけた時、他の同じシリーズの出版社の中で、ひとり光を放っていました。ぜひ、復刊を! (2003/10/18)GOOD!1
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「オレたちは自分の持っているメーターの針を、レッドゾーンよGOOD!1
り向こうに振り切ることができる人間、またゼロより向こうに振
り切ることができる人間なんです。そういう感受性を持っている
んです。針を振り切れないやつは、振り切れるやつのことを言う
べきじゃないよ。前田日明」扉のことばから。 (2003/10/14) -
作者が届けたい人にいつも届く状態にすることが必要だから。この本はそういう志をもって生まれた。 (2017/08/24)GOOD!0
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大事な一冊でした。ハチクロが流行りましたけれど、ますます懐かしくなりました。 (2010/01/22)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/10/14
『鉛筆デッサン小池さん』(長谷川集平)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
集平