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著者 | 橋本ときお 作 / 北島新平 絵 |
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出版社 | 牧書店 アリス館 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784752056515 |
登録日 | 2000/10/09 |
リクエストNo. | 1960 |
リクエスト内容
両親と離れて祖母と暮らす政一。だが、6年生になったこの年、はじめて設置された特殊学級に入れられることになり、これまで遊んでいた友達からものけものにされ、とまどう。しかし、担任の先生や学級の仲間と過ごしたこの1年間で、ほんとうの「いい子」ってなんなのか、政一も学校のみんなも学んでいく。
投票コメント
全26件
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姪っ子のために復刊希望します。この世に理不尽があるという現実を隠すことなく示し、それを皆で考えてなくしていくこと。それしか弱者に対する真の福祉社会は訪れないと思います。まず、知ること、考えること、知らない、知ろうとしないことを恥に思わなければいけません (2014/07/02)GOOD!3
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子どものころ、読書嫌いだった私が、自然と読み入ってしまった本です。政一が置かれていた社会環境といったものよりも、主人公の政一に対する共感や思い入れのようなものを強く感じていました。後になり、彼と彼のクラスメートたちが、現在は「特別支援学級」と呼ばれている、当時の名称であった「特殊学級」のもつ意味やそこに置かれた子どもたちの人生や将来といったことに思いをはせるようになりました。勉強のできなかった私も「特殊学級」への編入を担任の先生が親にほのめかしていたことを後で知り、ますますこの本を思い出すようになりました。著者は、この「特殊学級」で過ごす子どもたち、彼らを取り巻く教員、親たち、地域、社会を、即物的に(しかしどこかで温かいまなざしも感じさせつつ)描写、記述し、政一の想いを語ります。この本を再読したくても、古書が法外な価格で売られています。復刊を(できれば文庫で)待ち望みます。 (2021/03/18)GOOD!2
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小学生の頃読んで、何故か共感し、大好きな本でした。GOOD!2
今親になり、子供が支援学級に通っています。
もう一度読んでみたいです!
政一と息子が本当に立場が同じで重なります。 (2015/06/08) -
昭和47年(1972年)、私が小学5年のときに学級文庫にあったのを読みました。その際は最初の方しか読んでいませんでしたが、私が30代後半の時にフリーマーケットに出品されているのを見つけ購入し読了しました。初読のときは、政一が給食のカレーに涙を落とした場面が、なぜか印象に残っていたのを覚えています。私も悲しくなり本を閉じた思い出があります。良い本なので是非復刊してほしいと思います。 (2014/10/14)GOOD!2
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初めて「特殊学級」という言葉に出会った本でした。現在の仕事に就く下地になったものの一つです。GOOD!2
年の離れた従兄弟に読ませたくて譲ってしまった本の中の1冊ですが、手元に残しておけばよかったと後悔して、何度も再刊されていないか探し回ったものでした。 (2014/07/02)
読後レビュー
NEWS
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2000/10/09
『ひとりぼっちの政一』(橋本ときお 作 / 北島新平 絵)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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