9 票
著者 | ケイト・ウィルヘルム |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2003/07/26 |
リクエストNo. | 18267 |
リクエスト内容
苦痛から人類を解放する新薬の開発実験用の動物たちが異常をきたし、更に開発者自身も・・・。これ以上のことは分かりません。情報提供大歓迎。
投票コメント
全9件
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ウィルヘルムの邦訳書の中でいちばん好きな作品です。GOOD!1
“一見”普通小説ですが、結構はSFです。
Pa因子という(苦痛を軽減する)新薬の開発の物語と、科学者の倫理
を扱う面と、“女性論”の展開がからまって大きく膨らむ物語です。
話の進行にともなって頭をもたげて来る“不可知な状況”、いわば
“謎”ですが、それが科学というものの不可知さも十分暗示しており、
高いレベルで「S(サイエンス)F(フィクション)」になっていたと思います。
そして主人公アンの“多義的”で“謎”の行動から、本当にPa因子は効い
ているのか、夫婦間の葛藤が原因なのか…等々、意味を探り出し大きな
物語の帰納的再構成をしながら読むという、なかなか出来ない読書体験
をさせてもらえます。
「傑作」の安売りが多い昨今ですけど、これは本当の「お買い得」。
復刊して、みなさんに深く深く読んで欲しい一冊です。 (2003/07/26) -
読んでみたい (2014/12/17)GOOD!0
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寡聞にして知りませんでしたが、筋を見て良さそうだったので一票入れときます。それにしてもウィルヘルムはなかなか復刊成りませんねぇ。「鳥の歌今は絶え」もよろしく。 (2007/04/11)GOOD!0
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サンリオSF文庫に入っていた中でも最も質の高い作品のひとつかと。オドロキのフェミニズムSF。 (2006/10/06)GOOD!0
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ウィルヘルムの作品はもう少し票があると思っていたんですが。GOOD!0
一票でも多い方がいいので。 (2006/04/19)
読後レビュー
NEWS
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2003/07/26
『クルーイストン実験』(ケイト・ウィルヘルム)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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