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著者 | ブライアン・W・オールディス |
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出版社 | 東京創元社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784488015022 |
登録日 | 2003/07/20 |
リクエストNo. | 18089 |
リクエスト内容
19世紀から1960年代にかけての、サイエンス・フィクション文学史。
メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』にその祖を置く独特の史観、バローズとウェルズの対置、二ューウェイヴ運動の擁護など、ここで提示されたいくつかの評価軸は、現在のSF批評にも影響(悪影響も含めて)を与えている。
SF批評の原典とも言える一冊。70年代初頭という時代性を踏まえて読めば、今でも得るものが多いはず。
続編に『一兆年の宴』があるが、これも絶版。
投票コメント
全17件
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うーむ、それはマズイ。絶版とは!GOOD!1
多少クセのある論旨といっぷう変わった作品選択で語られたSF史ですが、
これほど多くの優れたSF(と境界作品)を教えてくれるものが今ないという
のは憂うべき状況です。ネット社会になって以来のリファレンス類の充実は
驚嘆に値しますが、「史観」を明確にしたまとまった書物を目にする機会が、
昨今ますます減って来ている気がします。
邦訳された中でその筆頭格と見られていた本書が落ちてしまったとあって
は見過ごすわけにはいかない!
…と熱くなってしまうのも、本書に対する愛着ゆえか。
最初のうち、SF「論」として読んでいたものが、長年繰り返し読むうちにほと
んどオールディスに同化してしまい、自分のなかでひとつのスタンダードに
なっていますので、これが消えて行くのはアイデンティティの喪失にも等しい。 (2003/07/21) -
言ってみれば私のネタ帳なんですが、現物を所持していないため、引用・参照できません。GOOD!1
現在では妥当性を欠いている記述もありますが、これから本格的にSFを読み始めようという人(ひょっとしたら、書き始めてみようという人)にも参考になる書籍だと思いますので。
できれば文庫版で出して欲しいなあ…。 (2003/07/20) -
SF史を語る上で重要な作品であるにも関わらずプレミア化して手に入りません。電子版も無いので復刊を望みます。 (2020/04/19)GOOD!0
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SFをある程度読んできたので、SF史や、「ワイドスクリーン・バロック」について知りたい。 (2019/04/21)GOOD!0
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SFとは何か?を語る上で欠かせない1冊だと思います (2014/05/16)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/07/20
『十億年の宴―SF・その起源と歴史―』(ブライアン・W・オールディス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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