見てごらん道化師(ハーレクイン)を!
ウラジーミル・ナボコフ 著 / メドロック皆尾麻弥 訳
著者 | ウラジーミル・ナボコフ 著 / メドロック皆尾麻弥 訳 |
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出版社 | 作品社 |
判型 | 四六判・上製 |
頁数 | 420 頁 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784861825774 |
商品内容
自作のセルフパロディーを幾重にも織り込んだ、ナボコフ最後の長編!
生前ナボコフは、イタリアのテレビ番組で「三人の妻」を持った作家と紹介されたことがあるという(実際は一人)。この間違いは、『見てごらん道化師を!』の冒頭に書かれたナボコフと極めてよく似た経歴を持つ小説の主人公とナボコフ本人とを取り違えたことによるものだった。このように、本書には随所にナボコフ自身の伝記的事実と、自作への言及がなされ、しかも幾重にも虚構を加えられるという、メタフィクション的な構造を持つ小説である。そのためもあってこれまで難解とされ、あまり正当な評価がなされなかったが、近年ナボコフの企みが明らかになり再評価の機運が高まっている。本書においても、小説に埋め込まれたセルフ・パロディーの詳細を明らかにすることで、まったく新しい小説として生まれ変わることになった。『記憶よ、語れ』とともに、ナボコフの仕掛けた謎が、いまようやく解き明かされる。
▼著者紹介
ウラジーミル・ナボコフ(1899-1977)
「言葉の魔術師」と呼ばれ、ロシア語と英語を自在に操った、20世紀を代表する多言語作家。ロシア革命の勃発によりロンドン、ベルリンへ亡命。1940年アメリカに渡って大学で教鞭を執る傍ら、創作活動に取り組む。55年、パリで刊行された『ロリータ』が世界的なベストセラーとなる。主な作品に『賜物』『青白い炎』『アーダ』などがある。
生前ナボコフは、イタリアのテレビ番組で「三人の妻」を持った作家と紹介されたことがあるという(実際は一人)。この間違いは、『見てごらん道化師を!』の冒頭に書かれたナボコフと極めてよく似た経歴を持つ小説の主人公とナボコフ本人とを取り違えたことによるものだった。このように、本書には随所にナボコフ自身の伝記的事実と、自作への言及がなされ、しかも幾重にも虚構を加えられるという、メタフィクション的な構造を持つ小説である。そのためもあってこれまで難解とされ、あまり正当な評価がなされなかったが、近年ナボコフの企みが明らかになり再評価の機運が高まっている。本書においても、小説に埋め込まれたセルフ・パロディーの詳細を明らかにすることで、まったく新しい小説として生まれ変わることになった。『記憶よ、語れ』とともに、ナボコフの仕掛けた謎が、いまようやく解き明かされる。
▼著者紹介
ウラジーミル・ナボコフ(1899-1977)
「言葉の魔術師」と呼ばれ、ロシア語と英語を自在に操った、20世紀を代表する多言語作家。ロシア革命の勃発によりロンドン、ベルリンへ亡命。1940年アメリカに渡って大学で教鞭を執る傍ら、創作活動に取り組む。55年、パリで刊行された『ロリータ』が世界的なベストセラーとなる。主な作品に『賜物』『青白い炎』『アーダ』などがある。
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