復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

T-POINT 貯まる!使える!

阿含経典 1 存在の法則(縁起)に関する経典群 人間の分析(五蘊)に関する経典群

増谷文雄

阿含経典 1 存在の法則(縁起)に関する経典群 人間の分析(五蘊)に関する経典群

1,980円(税込)

(本体価格 1,800 円 + 消費税10%)

amazon.co.jpにてお買い求めください

amazon.co.jpへ

※在庫・発送日は遷移先のサイトでご確認ください。
※当ページ表示の価格とは異なる場合があります。
※Tポイントや特典等は対象外となりますのでご注意ください。

お気に入りに追加

得票数:23票
『阿含経典』全六巻
著者 増谷文雄
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784480094711

関連キーワード

キーワードの編集

読後レビュー

全1件

  • 原始仏教の姿

    大乗仏教において「阿含経」は小乗(上座)仏教の範疇であり、取るに足らない教えされてきました。ところが文献学は進歩により、むしろ阿含経典にこそ釈迦の教えの原型(これを「原始仏教」と呼ぶことにします)があることが分かってきました。
    そして実際に阿含経を読んでみると、非常に合理(論理)的・現実的な教えが見えてきました。一部、専門用語があるとはいえ、その論理ができないということはないと思います。そしてその教えは反宗教的ですらあるかもしれません。
    さて増谷氏の翻訳は、一般に浸透した仏教用語はそのままに日常用語で読める翻訳になっていると思います。かなりの部分を「後世の加筆・増補が入っている」として削除されていますが(第2巻の佐々木氏の解説参照)、必要最低限の文章は揃っていると思いますし、何よりも文庫で持ち運べ便利です。内容の連続性はあるとはいえ自分の関心のある内容から読み始めていいでしょう。
    最後に大乗仏教との関連に触れます。「大乗仏教は釈迦が唱えた教えではないから仏教ではない」(大乗非仏説)という主張もあります。じっさい本書を読んでみると大乗仏教とは異なるイメージを持ちます。しかし中道の概念は存在しますし、当時から「自分たちだけ救われればいいのか」という主張も教団内にありました(第3巻「一人の道にあらず」)。煩雑になった嫌いはありますが、深化・発展した部分も多いように思います。 (2022/01/06)

    GOOD!0
  • レビュー投稿はこちら

復刊投稿時のコメント

全23件

  • 昔、第一卷のみ購入。
    全巻読んで見たい。
    古書では揃わないので。 (2012/03/08)
    GOOD!0
  • 是非とも文庫化希望です。 (2011/07/09)
    GOOD!0
  • 恩師の教えにこの本からの言葉が幾つもあります。通して読んでみたいと思いました。文庫本で、ぜひ。 (2011/02/11)
    GOOD!0
  • 4.6巻が、古書店でも手に入らない (2010/07/16)
    GOOD!0
  • 著者・増谷文雄は、阿含経典の原点は相応部(雑阿含)にあると主張している。中部(中阿含)や長部(長阿含)は相応部の経を編集して再構成されたものであり、増支部(増一阿含)は後に成立した教学解説を集めたもので論(アビダルマ)の原形であり、その他が小部である。その相応部に限定しても互いに重複する要素を持った経のバリエーションが多数存在するので、さらに相応部の中から必要最小限に選別した、いわば最大公約数としての姿が、この『阿含経典』1~4巻(5、6巻は相応部以外の中部・長部から選出した訳を収録した別冊扱い)である。膨大な経数を誇る相応部は未だに現代日本語訳の全訳は存在しないことと、前述の選別作業の成果を見ることができるという両方の観点から、この本の資料価値は未だ低下していないと言える。第4巻「詩偈に関する経典群」については、中村元の現代日本語の全訳が存在することもあり、「開題」と「巻末資料」を除けば必ずしも必要ではない。よって、全6巻でなくとも、1~3巻(+4巻の「開題」「巻末資料」)で十分、形態も文庫本で十分なので、復刊が熱望されるところです。 (2010/05/28)
    GOOD!2

もっと見る

おすすめ商品

T-POINT 貯まる!使える!