著者 | スコット・フィッツジェラルド/著 村上春樹/訳 |
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出版社 | 中央公論新社 |
シリーズ | 村上春樹翻訳ライブラリー f‐2 |
判型 | 18cm |
頁数 | 356 頁 |
ジャンル | 文芸書 |
商品内容
著者情報
フィッツジェラルド,フランシス・スコット(Fitzgerald,Francis Scott)
1896年、ミネソタ州生まれ。プリンストン大学を中退し陸軍に入隊。除隊後の1920年、処女長篇『楽園のこちら側』を出版、全米ベストセラーとなる。同年結婚したゼルダ・セイヤーとの華やかで奔放な暮らしぶりで時代の寵児となる。数多くの短篇を雑誌に発表するほか、長篇『美しく呪われたもの』『グレート・ギャツビー』などが高く評価されるが、世界恐慌、ゼルダの病などが生活に影をおとし始める。失意と困窮のうちにアルコールに溺れ、40年、心臓発作で急死
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
新聞、雑誌掲載
朝日新聞2006年12月17日掲載,読売新聞2007年01月10日掲載
読後レビュー
全3件
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男同士の友情の話
ギャツビーを読んだ後は著者のスコットとギャツビーをつい混同してしまいます。それくらいギャツビーの人生が切実で美しく、失われたモノたちへの悲しみが私の心に強く残されていきました。
ニックキャラウェイとどうして出会うのか、なぜ友情が生まれるのか。このキャラクターがいたことでこの物語がドラマに成りえて、ギャツビーの魂を鎮めることができたことに感動しました。 (2018/09/07) -
難解な原書の読みやすい翻訳
村上春樹さんが小説やエッセイの中でたびたび触れていたので、大学生の頃に一度読み、それからしばらくして原書にもチャレンジしてみたものの、かなり難解ですぐに挫折したっきりになっていました。少し前に春樹さんが満を持して翻訳したのというので久しぶりに読んでみました。翻訳の違いなのか、私の年齢のせいなのか、ずいぶん読みやすくなったな、というのが最初の印象でしたが、アマゾンのレビューを読んでみると、村上訳が読みやすくて初めて読了できたという人もいれば、村上主義者でも野崎訳の方が高評価の人もいて、本当に様々です。特に、ハッピーアンドカフェさんのかなり詳細なレビューを読んで、原書と照合しながら翻訳を読み比べたくなリました。じっくり再読したいです。 (2018/03/21)
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今も鮮やかに
たまたま彼のマイロストシティーを読んでいて、その流れで久々に読み返したのがこの作品です。村上春樹氏の鮮やかな息吹の吹込みがとても活き活きと主人公の心の機微を描いていて、何度も読んだはずなのにやはり惹き込まれました。改めて評価し直したい作品です。 (2015/09/12)
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