三回目のコミケでした。夏の三日間に対して、年末は二日だけです。
年も押し詰まった二十九から三十日までですから、しかたないので
しょうが。しかし今年も大入り満員御礼で、約八十万人入場の盛況
です。ことに二日目は、ギャルゲー系の出展が多く、同人誌ブース
の出る東館は凄まじい人出でした。八十万人といえば、出版業界が
挙げて参加する東京国際ブックフェアや、日本IBMが総力を挙げて
開催するIBMフェアの入場者数の十倍ですから、そのパワーの大き
さが実感できます。
今年の復刊ドットコムの主役は「あまいぞ!男吾」です。十一月発売
時についていたヒロイン姫子にプラスしてヒーロー男吾の特製シオリ
を付けての販売です。思わず「懐かしい・・・・」と買ってゆく、お客さま
が続々と手にとってゆきます。本家本元の著者Moo.念平先生の出
展しているMoo帝国は、先生の同人作品を求めようと引きも切らない
お客の列です。Moo.先生、良かったです。
今回のコミケでは、ブッキング社のアルバイト女性の皆さんの活躍に
めざましいものがありました。まずは九新さん、チャイナ服コスプレ?
で、ウグイス嬢のような美声で「よろしくお願いしまぁす」と呼ばれて、
思わずヨロヨロとブースに誘われる男性たち。今回でも立派な販売の
実績を残せたのは彼女の働きも大きかったのでしょう。
売上以外にも、もう一つ、思いもかけぬ収穫がありました。当社アル
バイトの池田さんは、コミケ前夜に案内用のパンフレットと首っぴきで
何やら調べ物です。聞けばコミケ出展者の中には、多くの復刊投票
上位の漫画家がいらっしゃるとのこと。さて当日の会場で人ごみをか
き分け、かき分け出展ブースを探し当てます。どきどきしながら声を
かければ、最初は訝しげな表情の先生がたですが、事情を話せば納
得の表情で「それはいい、是非お願いします」と復刊の要望に顔をほ
ころばせて下さいます。こういうコミケの活用方法もあるんだなぁと、池
田女史の機転に感心した次第です。
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