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2002.1.30
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムとよく似たサービスに「廃盤復刻計画」というサイトがあります。 よく似ているのも当然です。主催者であるSO−NETの楚良氏(そら、とお呼 します、変わった名前ですね)自身が「復刊ドットコムを参考にしています」と おっしゃっていたのを、新聞の記事か何かで読んだ記憶があります。

http://www.so-net.ne.jp/haiban/

先日、この楚良氏と初めてお会いしました。「お互い、苦労話をしましょう」な んて、楚良氏はおっしゃっていましたが。楚良氏は、名前とは裏腹に、ガッチ リした体格で(それは勝手なこちらの思い込みなんでしょうが)、話題の豊富 な方でした。そして廃盤復刻の8ヶ月の奮闘のお話をうかがえば、うかがうほ ど「うーん、悩みは同じだなぁ」と思いました。

すでに担当者がいなくなって交渉手づるがレコード会社(死語?)にもなかっ たり、ソニー色が強いため別系統のレーベルのレコード会社がためらったり、 つくる際にメーカーサイドが返品を恐れたりなどなど。まぁ、同じパッケージソ フトですから、当然と言えば当然かもしれませんが。むしろ、われわれ以上 に大変そうです。それでも復刊ドットコムでもおなじみの村下孝蔵のアルバム が初の復活成功になったと、表情を輝かせていらっしゃいました。良かった、 良かったです。

同じようなサービスです。何かお互いに助け合えないものかと話し合いました。 とりあえず本日は顔合わせということで、詳細は後日ということで、その日は 恵比寿のお店でお店自慢の美味しい饂飩に舌鼓を打ちました。偶然ですが、 われわれの席の後ろに楚良氏の元上司が、別れた奥様と再会して飲んでい たそうで、人生いろんな形のおつきあいのしかたがあるんだなぁなんて、妙な 納得もした一晩でもありました。



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2002.1.24
株式会社ブッキング 左田野 渉

皆さんは、i文庫って、ご存知ですか?このサービスは、携帯電話のコンテン ツ配信サービスです。ここは会員登録すれば、無料で小説やエッセイを配信し てくれます。講談社さんや二見書房さん、印刷会社さんなどが出資している有 限会社の、まぁベンチャー的企業と言えましょうか。

http://ibunko.com/pc/index.html

どちらかと言うと出版社的な機能なのですが、新潮ケイタイ文庫などの出版社 主導タイプでなく、ライター主導の会社です。社長の西東(さいとう)女史に よれば、元来は絶版作品の配信を考えていたようですが、実際始めてみれば、 作家の方々が書き下ろしをして下さっているそうです。又、出版社サービスの ような一括ダウンロード型ではなく、新聞連載小説のように、毎日一定量だけ を配るというコンセプトです。

先週は復刊書籍を展示して下さっている麹町のブックカフェA|Zでの、i文 庫ナイトというイベントで、i文庫に執筆されているSF作家の森奈津子氏を ゲストに迎え、i文庫編集長で作家の水城雄氏が司会をするトークショーに参 加してきました。SF作品におけるエロスを語る森先生は、うなずきながら、 淡々と語るその話し口はチャーミングだったなぁ。そう言えば、森先生の作品 2点にも、復刊投票が投じられていました。先生と面識ができましたので、是 非、皆さんも票を入れてみて下さい。

http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=1086

当夜は、多くのi文庫執筆陣が顔を揃え、新聞、テレビ、出版とマスコミ関連 者の多くが顔を揃える豪華な夜となりました。



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2002.1.23
株式会社ブッキング 左田野 渉

先週は著者の方々が出席するパーティが多かったです。
私の母校、都立大の先輩であり、復刊ドットコムでも 復刊させてもらった「スウェーデンのクロスステッチ」 (すいません、現在、この本は完売で売り切れです) の著者である山梨幹子さんの出版記念パーティが開か れました。

http://members.aol.com/hemslojd1971/ja/profile.html

今回は氏の主宰するヤマナシヘムスロイド30周年記念 として、暮しの手帖社から発売された「北欧の生活」を テーマに開催されました。当然のことながら会場には、 女性の方が多く、出版関係の方々が目白押しでした。
女性の方々はヤマナシヘムスロイドの教室で、氏の紹介 する北欧手芸の世界に志を同じくする方々が多数来場さ れていました。出版関係では、暮しの手帖社さんはもち ろん社長さん以下が顔を揃えています(ちなみに暮しの 手帖の大橋社長は女性の方です)。場所は東急本店最上 階のレストランで、なかなか華やかでした。

復刊ドットコムで復刊させていただいた山梨氏の著書は その約2/3をヤマナシヘムスロイドの手芸展会場など で販売していただいたという実績があります。書籍が誰 に、どこで必要とされるのか。それは取次や書店のよう なルートだけではないと、このパーティは語っています。 必要とする方々が集い、そこで直接に書籍が流通するこ と。それはつくられる書籍にとって、返品されたり、店 頭の片隅に追いやられたりすることもない、とても幸せ な生い立ちであるような気がします。



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2002.1.22
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムの12月のPV数が100万PVを突破いたしました。 11月に一日平均で3万PVを超えたので、あるいはと思っていまし たが、とうとうです。これだけ多くの方に数多く見て頂けることに、 喜びを感じて止みません。

そして、もう一つのできごと。それは復刊会員の5万人達成です。 5万人と言えば、都市で言えば東北なら能代市や釜石市と、中部なら 富士吉田市、須坂市、四国なら南国市、九州なら田川市、佐伯市同じ 位の人口です。そして北海道なら富良野市、名寄市の、中国地方なら 江津市や長門市の、ほぼ倍の数なのです。島根県なら第二位で、宮崎 県や佐賀県なら第五位の都市になります。これって凄いと思いません か?だって、復刊ドットコムって、マスコミに紹介される時は、いつ も「超ニッチなサービス」って称されるのに、そのニッチなサービス が、ここまで成長したんですよ!育ててくれた会員の皆さんや出版社、 著者の方々に本当に感謝いたします。

次の二渡氏の野望は、何だか選挙みたいですが、10万票の達成です。 達成したら、また何か謝恩プレゼント・キャンペーンでも、やらせて 頂こうと思っています。お楽しみに。



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2002.1.21
株式会社ブッキング 左田野 渉

いつも復刊ドットコムを、ご利用いただき、まことにありがとう ございます。さて今日は、復刊交渉について、われわれの状況を 話させて頂きます。

このところ復刊投票達成の点数が急増しています。多い日は、一 日に三点くらいが百票を達成しています。そして複数の点数が、 連日の達成という状況も出ています。復刊交渉基準達成→交渉と いうサイクルを行う当サイトとしては、真に嬉しい事態のハズで す・・・・。

しかし、現状では交渉点数は200点に迫ろうとしています。前 にもお話した通り、復刊交渉人員は3名です。しかも3人のうち、 私は専任ではありませんので、実質的には2人半、ということは 一人頭80点の交渉です。しかも、交渉には二・三ヶ月は最低で も要しますので、増える一方です。一回話して一発で決まれば、 どんどん達成して、どんどん復刊できるのですが、なかなかそん なに簡単には行きません。『人を増やせばいいじゃないか』と思 われるかもしれませんが、残念ながら復刊ドットコムは、そんな に儲かっている会社ではありません(^^;)。

以前に200票の交渉開始を検討しましたが、票数の多さと交渉 結果が直結するわけではないので、「膠着状態」を新設すること で、交渉基準を変更することはいたしませんでした。従って、も う200票のことは申しません。しかし100票になったら必ず 交渉できるということも、お約束しかねる状況になりました。基 本的には、投票上位から順に交渉いたします。そして交渉過程に おいて、折衝の生産性を上げるために、ある出版社を訪問すれば、 やや投票数が少なくても一緒に交渉できるとか、同じ著者なら一 気に復刊可能(最近では三原順、村下孝蔵、久美沙織の各氏など が、これに当たります)となるケースもあります。そのあたりは 不合理に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、全体最適と いうことで、ご容赦下さい。

ですから皆さんは、これまで通り100票をめざして下さい。交 渉即開始のお約束はできませんが、こちらも交渉開始の目安の票 数とすることは、これまで同様にいたしますから。復刊達成のス ピードも、交渉のツボも何となく判ってきた気もします。正直言 って、交渉前から「これは困難だな」という銘柄も判るようにな ってきました。しかし、われわれは交渉する前から諦めることは いたしません。大量部数で市場に書籍を出すことが、われわれの 使命ではないと思うからです。可能な限り、やります。ですから 可能でない範囲の責任の免除を、お許し下さい。



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2002.1.13
株式会社ブッキング 左田野 渉

年末の10大ニュースで「8月の砲声事件」が起きたとお伝えいたしました。
そして事件は完結いたしました。堂々投票第2位となった本書は、遂に筑 摩書房から復刊されたのです。この歴史的名ノンフィクションが、再びに 日本で出会えるようになった幸せを思います。情熱を持って、協力を頂い た筑摩書房の平井さん、ありがとうございました。
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http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2311

ご承知のように、この書籍はニュースキャスターである鳥越俊太郎氏が、 糸井重里氏の主宰する人気インターネットサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の 中の「3分間で、最近のニュースを知る。鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」に紹介されたのがきっかけです。
 ↓
http://www.1101.com/torigoe/

氏によれば、本書は以下の通り、その意義を紹介されています。
本書を紹介して下さった鳥越さん、そしてその復刊に寄せて復刊ドットコム をご紹介下さった方に御礼申し上げます。




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第660回

ほぼ日編集部様

12月7日のニュースから

朝日新聞には時にいい記者がいる。
今日の37面に「テロ後世界は ワシントン」
というコラムがあった。
外岡秀俊記者。
高名な記者と言っていいだろう。
今日の「『自制』問われる時」と題する記事は
読むに値するいい記事だった。
コラムの主旨は現在のブッシュ政権の、
この先の不透明さと危うさを鋭く指摘したものだ。
今、ワシントンでは、
関心を集めているのはアフガンではなく、
次の標的としてのイラク攻撃の問題だというところから
書き出されているのだが、
ブッシュ政権の危うさを浮き彫りにするのに
一冊の本が使われている。
この手法がなかなか心憎いんだね。
こういう風に書き始める。
「一冊の本が、歴史を変えることがある」
こういう文章はうまく行けばいいんだが、
下手すると失敗してしまうこともある。
まあ、手だれにしか使えない文章のテクニックだね。
この後にはこういう文章が続く。

「米国の歴史家バ−バラ・タックマンが
 62年に出版した『8月の砲声』がその例だ。
 第一次大戦を描いたその本は、一発の砲声をきっかけに
 大国の思惑や誤算が重なり、
 世界が雪崩のような大戦に巻き込まれる様子を活写した。
 本を読んだケネディ大統領は、
 側近を呼んで陸軍の全将校が読むよう指示した。 
 世界中の米軍基地に、『8月の砲声』が送られた。
 その年10月、ケネディはソ連がキューバに
 中距離ミサイルを配備したことを知らされた。
 『キューバ危機』である」

この時は例の映画「13days」で表現されたように
軍部は基地を空爆するよう主張。
ケネディは海上封鎖で対抗しようとするが、
すでにキューバに運び込まれたミサイルを
ソ連が使う可能性があり、
アメリカ国内は空爆強硬派が勢いを増した。
その時だ・・・・コラムはこう書く。

「その時『8月の砲声』がケネディの念頭をかすめた。
 弟のロバート・ケネディ司法長官の回想録によると、
 大統領は数人の側近に
 『8月の砲声』の話をしてこういった。
 『当時の指導者は、愚かさや誤算から
 世界戦争に突入した。大きな危険は計算を誤ることだ』」

結局ケネディは内密に
トルコの米ミサイル撤去を条件に持ち出し、
キューバからミサイルを撤去させた。
強硬姿勢と外交による世界戦争からの回避だった。
北朝鮮の核開発疑惑の時も、時の国防長官、ペリー氏も
『8月の砲声』に触れ、
この時はカーター元大統領が平壌訪問をして
危機を回避したという。

私はこの本のことは知らなかった。
手に入れば読んでみたいが、
アメリカの大統領や高官にここまで影響を与えた本は
そうはないだろう。
コラムによれば、今のブッシュ政権では
パウエル国務長官が
慎重にアフガン戦線に集中させてきたが、
政権内部にはイラク攻撃を求める声が強いんだそうだ。
それを抑止する指導力は
ブッシュ大統領にはないんだという。
歴代政権の研究をしてきたアメリカ大の
ジェ−ムズ・サ−バ−教授はこう言っているという。
「今政権で発言力があるのは
 チェイニー副大統領とラムズフェルト国防長官だ。
 国防長官は週に一度、諮問会議を開いているが、
 イラク攻撃について今、意見はまっ二つに割れている」

コラムの最後は雑誌『ネーション』のワシントン担当、
デービッド・コ−ン氏のこの言葉で締めくくられている。
「パウエルは国際連帯を思んじる立場だろう。
 だが、だれが大統領に歩み出て
 『8月の砲声』を読むべきだと進言するか、
 今はだれも分らない」

せめてブッシュ政権が『8月の砲声』を
読んでみるくらいの余裕があればいいのだが、
今のところはそれはなさそうだ。
と、いうことは今後アメリカ主導の世界戦略には
かなりの危うさが付きまとうことになる。
つまり、大きな賭けに米政権が出てしまう危険性を
常に秘めているということを意味する。
そう思ってもいいだろうなあ。
でもさ、ブッシュさんは
たとえその本『8月の砲声』を読んだとしても、
ケネディ大統領が感じ取ったようなことを
読み取ることができるだろうか?
ブッシュさんには悪いけど
それだけの知性は感じられないんだけど。
そう言ったらアメリカ人は怒るだろうか?
ところで、小泉さんはこの本『8月の砲声』を
どう読むんだろうか?

明日は放送日。リストラの明と暗、これはかなり面白い。
見てね!
また明日・・・・・



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2002.1.7
株式会社ブッキング 左田野 渉

あけましておめでとうございます。
旧年中は、大変御世話になりました。
復刊ドットコムも遅まきながら7日からまた開店です。
今年は、正月早々にビッグニュースをお伝えできるか (多分できるハズ・・・・・)と思います。
復刊ドットコムの仕事は、本当にやっていて、面白く やりがいのある仕事です。今年は会員5万人、投票は 10万票、復刊実績は100点(大きく出た?)目標 で、爆走したい目標です。
皆さま、今年も一年、われわれを心と財布で支えて下さい。(^^)



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2002.1.5
株式会社ブッキング 左田野 渉

三回目のコミケでした。夏の三日間に対して、年末は二日だけです。 年も押し詰まった二十九から三十日までですから、しかたないので しょうが。しかし今年も大入り満員御礼で、約八十万人入場の盛況 です。ことに二日目は、ギャルゲー系の出展が多く、同人誌ブース の出る東館は凄まじい人出でした。八十万人といえば、出版業界が 挙げて参加する東京国際ブックフェアや、日本IBMが総力を挙げて 開催するIBMフェアの入場者数の十倍ですから、そのパワーの大き さが実感できます。

今年の復刊ドットコムの主役は「あまいぞ!男吾」です。十一月発売 時についていたヒロイン姫子にプラスしてヒーロー男吾の特製シオリ を付けての販売です。思わず「懐かしい・・・・」と買ってゆく、お客さま が続々と手にとってゆきます。本家本元の著者Moo.念平先生の出 展しているMoo帝国は、先生の同人作品を求めようと引きも切らない お客の列です。Moo.先生、良かったです。

今回のコミケでは、ブッキング社のアルバイト女性の皆さんの活躍に めざましいものがありました。まずは九新さん、チャイナ服コスプレ? で、ウグイス嬢のような美声で「よろしくお願いしまぁす」と呼ばれて、 思わずヨロヨロとブースに誘われる男性たち。今回でも立派な販売の 実績を残せたのは彼女の働きも大きかったのでしょう。

売上以外にも、もう一つ、思いもかけぬ収穫がありました。当社アル バイトの池田さんは、コミケ前夜に案内用のパンフレットと首っぴきで 何やら調べ物です。聞けばコミケ出展者の中には、多くの復刊投票 上位の漫画家がいらっしゃるとのこと。さて当日の会場で人ごみをか き分け、かき分け出展ブースを探し当てます。どきどきしながら声を かければ、最初は訝しげな表情の先生がたですが、事情を話せば納 得の表情で「それはいい、是非お願いします」と復刊の要望に顔をほ ころばせて下さいます。こういうコミケの活用方法もあるんだなぁと、池 田女史の機転に感心した次第です。