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2001.12.27
株式会社ブッキング 左田野 渉

今年も一年が早くもおしまいになります。昨年もブッキングのホームページで 「今年の十大ニュース」を語ったので、今年も性懲りもなく繰り返します。

1.日経インターネットアワードの受賞!
  これも二渡+椿チームの日頃のご苦労の賜物です。

2.大型全集「ダルタニャン物語」全11巻、「遊びの冒険」全5巻完結。
  岩本くんご苦労さま。復刊ドットコムの文化的財産ができました。

3.オンデマンド出版で復刊、音楽系から村下、谷山と続々登場。
  ついでにオンデマンド出版書籍の販売コーナーもできました。
http://www.fukkan.com/sell/?mode=ondemand

4.復刊ドットコム、発狂か!
  新刊書籍やDVDまで販売開始、でも絶好調です。
特に「スヌーピーブック」全86巻では、日本最高の売上を記録に。

5.「八月の砲声」事件の勃発!
  何と、復刊投票第2位に、「ほぼ日刊イトイ新聞」に力にビックリ!

6.佐々木丸美先生を訪ねて、雪の北海道へ。
  願いは届きませんでした。投票者の皆さま、力及ばずごめんなさい。

7.一周年キャンペーン、クリスマスキャンペーン実施。
  多くの方にご参加頂きました。会員数も、もうすぐ5万人へ。

8.ついにケイタイも復刊ドットコム。
  「どこでもシーク」復刊書籍の購入が可能になりました。

9.ビズシーク、楽天グループに参加。
  これで復刊ドットコムと楽天ブックスは従兄弟どうし?

10.多数の原本提供者あらわる。
   実はこれが一番涙が出るほど、うれしかったです。


こんな事業が成立するのだろうか?と思いつつ、スタートした一年前。
どちらかと言えば、投票者の皆さまにお尻を叩かれ、叱咤激励されながら、 いつの間にか出版の世界に一つのポジションを築けてきたように思います。 今年一年間、ご支援、本当にありがとうございました。
来年も、また皆さまのご期待に沿うべく、一点でもより多い復刊実績をめざしま す。
とりあえず、30日から新年6日まで、お休みに入らせて頂きます。
皆さまも、良いお年を!



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2001.12.26
株式会社ブッキング 左田野 渉

麹町にA|Zというブックカフェがあります。ブックカフェというだけあって、 インターネット書店のブックワンのお勧め本の受け渡し場所であったり、 30坪ほどの店内は全ての壁面=書棚と言っていいほどです。元来は、 ここで書籍の販売もしていたそうですが、今はそこには店主の梶村さん がチョイスした、思い思いの書籍が展示されています。今回、その一角 に復刊ドットコムのコーナーを加えていただきました。主に音楽系書籍 をピックアップしてもらいました。「谷山浩子楽譜全曲集」、村下孝蔵の 「はつ恋」「ギター楽譜曲集」、「ムーンライダース詩集」などです。音楽 系以外では「デファイング・グラビティ」なども展示して下さっていますよ。 八重洲BC本店に続く、復刊ドットコム第二のリアルな拠点です。A|Z 近辺の方で、ご購入を迷っている方は、ご自分の目と手で、復刊書籍 を確かめることができます。

先般、このお店で「百鬼の会」が開かれました。インターネット書店 ブックワンの安藤氏を始めとした主に出版業界の周辺にいる方々(必ず しも出版業界人でない方もいらっしゃいますが)を中心に、二ヶ月に一回 誰かしらのトークを楽しむ集まりです。この日は新潮OH!文庫から「本 屋はサイコー!」を出版されたばかりの安藤氏を囲んで出版業界志望の 学生と語り合う趣旨の集まりでした。集まった十数名の学生さんは、全員 が女子学生で華やかな雰囲気の中、ポプラ社、新潮社、丸善、大阪屋、 主婦の友社、アスペクトなど出版業界の方が数多く集まられています。そ れの混じって、ブックワンでコラムを執筆されているボランティア・ライター の方々も参加されています。ずっといろんな方とお話していて、気がつくと もう深夜。そうだ、今日は娘の誕生日!日付変更線を超えないうちに、プ レゼントを届けねばと慌てて家路につきました。

尚、A|Zのホームページはこちらです。
http://www.npv.co.jp/



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2001.12.19
株式会社ブッキング 竹林 聡

会期:12月29日(土)10:00〜17:00 30日(日)10:00〜16:00
会場:東京国際展示場(東京ビッグサイト)西4F小間NO.11
公式HP:http://www.comiket.co.jp/
販売商品:復刊商品(三原順作品、あまいぞ!男吾、残された人びと他)、 SUNRISEART WORKS(天空のエスカフローネ、カウボーイビバップ他) 特典:復刊商品は会場限定特別価格で販売、「あまいぞ!男吾」購入者には
会場限定しおりをプレゼント、他にもお楽しみ企画満載!

ネット専売商品もここでなら手に入る。
コミケに来た人だけがトクをする。
さあ、会期は2日間だけ。皆様と会場でお会いしましょう。



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2001.12.18
株式会社ブッキング 左田野 渉

感想文シリーズ第4弾です。

「残された人びと」アレクザンダー・ケイ著、内田庶訳
1974.11.30初版、2001.11.20復刊 2400円
岩崎書店 4-265-03984-7

復刊ドットコムから発売された「未来少年コナン」の原作本です。アニメ放映 の筋とは、若干違っていますが、骨格は同じです。もちろん、こちらが本家本 元なのですが。アニメはやや児童向けを意識した明るいユーモラスなつくりで あるのに対して、原作は重厚で骨太なシリアスさを湛えています。どちらも、 双方で良さがあるという感想です。

絶海の孤島で若者コナンは誰一人いない島で生活を送っていた。親友のラナた ちからも、大海嘯で生き別れてしまっている。一方、少女ラナも祖父である博 士を失い、テレパシー能力でお互いの生存を確認しているに過ぎなかった。彼 女の住むハイハーバーには、インダストリアルからダイス長官率いる船団が、 ハイハーバーから奪い、占領するために高圧的にやって来る。島をまとめてい る医師シャンは、誠実な人柄で抵抗するが、人心は強い者になびき勝ちであっ た。

そんな中で、インダストリアルへ捕虜として連れてゆかれたコナンは、囚人に 身をやつした博士と出会う。博士の持つ太陽エネルギーの力が欲しいインダス トリアルは、彼を必死で探すが、変装を見抜けない。コナンの来訪を知った博 士は、自分と同じ強制労働にコナンが就けるよう誘導する。こうして再会した 二人は、舟で脱出を試みる。苦難の果てに辿り付いた二人には、ハイハーバー の人々に伝えるべき重大なメッセージがあった・・・。

物語のエンディングに著者から人類に向けた、息を飲むような、美しい場面が メッセージとして結ばれています。お楽しみに。

●「残された人びと」絶賛発売中です
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=1491




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2001.12.17
株式会社ブッキング 左田野 渉

山形県置賜郡高畠町に、浜田広介記念館があります。「なめとこ山のくま」 「むく鳥のゆめ」「泣いた赤鬼」などの童話で名高い浜田広介の生前の業績 を讃え、記憶に残すために、彼の故郷に建てられた場所です。実は、ブッキ ングは、ここに「ひろずけ童話全集」(全7巻)を何と1000セットも納品さ せていただくことになったのです。
http://www.town.takahata.yamagata.jp/

日販の営業に大野常務という方がいます。この方は、私が新入社員の時の 直属の課長で、人情に厚くて有名な方です。この方の故郷が、この高畠町 でした。実は記念館は、来年三月に向けて、150人収容のホールを隣接で 増築するなど、大リニューアルの工事の真っ最中です。しかしリニューアル に際して、ハードだけでなく、ソフト面でも充実が欲しいとの発想で、では絶 版になった「ひろずけ童話全集」(集英社刊)を復刊しようという話になりまし た。そこで高畠町→地元の小林書店→大野常務→ブッキングという順序で 相談となりました。

われわれとしても願ってもない話だったので、さっそく集英社さんを竹林が 訪問し、集英社さんの協力を要請いたしました。集英社さんも協力を快諾 して下さり、著作権継承者の浜田家をあたって下さったり、印刷会社の版 下の保管を調査して下さいました。しかし・・・・、版下は処分されたとのこと でした。もうダメかと思われたその時、諦めなかった竹林は共同印刷さん の倉庫を調査に行き、そのめざす版下を発見いたしました。これで復刊の 線が再び繋がりました。

いよいよ納品の日、朝8時に上野を出て、午前10時過ぎに竹林の先導で、 現地に入りました。雪が、パラつく北国の寒さは、東京より5〜10度は気温 が低い模様。記念館は意外と近代的で洒落た内装です。広介生家と彼の 作品をビデオや紙芝居で読み聞かせするコーナー、生前の作家の持ち物 や書簡の展示が行われています。彼は生前に実業の日本社に勤めていた なんて、全く知りませんでした。赤字に喘ぐ地方自治体の諸設備を横に、こ こは年間3万人の来場で、ちゃんと黒字経営とのことです。

さて、当日は入荷をお手伝いする予定が、輸送トラックが早く来すぎていて、 納品は既に完了して、ややバツの悪い思いをいたしました。町役場の課長 さんのの差配で、入荷は無事に完了しておりました。とりあえず納品の確認 後に、先ずは館長と面談。浜田広介の生前の生い立ちなどをうかがいます。 浜田広介は、ご両親の離婚で生別した母親を恋う気持ちが、その代表作 「むく鳥のゆめ」などに色濃く反映していると聞き、思わず心が動かされます。

その後、町役場に行き、教育長と面会。納品書の内容とプレスリリースの内 容をご確認頂きました。今回、納品した1000セットを町内家庭や職域に3年 がかりで売り込むとのこと。ブッキングも時事通信以外の広報、復刊ドットコ ムで販売紹介など協力を申し出させて頂きました。そして、今回の件の口利 きをして下さった日販帳合の小林書店の社長夫婦にも会いに行きました。お 礼を伝えるとともに、温厚で78歳にしてエネルギッシュな社長の昔語りに耳を 傾けます。かつて、藤沢周平が店を訪れたこともあったそうです。同郷の大野 常務のお話も出ます。

ストーブで暖まりながら社長のお話をうかがううちに帰りの時間が迫ってきまし た。実は高畠駅構内には温泉があるのです。予定の山形新幹線を待つ間に 私と竹林は、湯に疲れた体を浸して、ほぉうっとため息をつきます。新幹線で ビールを飲みながら、うつらうつらしながら上野着。本日の売り上げは、15百 万円也。しかし売上はもちろんうれしいですが、それ以上に夢のある幸せな 商いができたことが、何よりの思い出になりました。



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2001.12.12
株式会社ブッキング 左田野 渉

日経インターネットアワード2001受賞を記念したパーティを開催させて 頂きました。今回は今後のご協力の期待をこめて、出版社さんをお呼びいた しました。いずれも復刊に力を尽くして下さった方々に、日頃のご愛顧を感 謝するためです。敬称は略させて頂きますが、白泉社、講談社、集英社、小 学館、岩波書店、NTT出版、みすず書房、文化出版局、双葉社、日経BP、 岩崎書店、PHP研究所、ドレミ楽譜出版、秋田書店、筑摩書房、河出書房 新社、主婦と生活社、角川書店、マガジンンハウス、グラフィック社、徳間 書店、二見書房その他に復刊ドットコムやブッキング社と深いおつきあいの ある楽天ブックスさんも駆けつけて下さいました。

当日は一部は説明会、二部がパーティという構成でした。第一部は復刊ドッ トコムの守護神、岩本くんが出版社さんに他社での復刊事例や、新刊書籍の 会員斡旋について、やや風邪気味ながら、頑張ってご説明いたしました。こ れで、また多くの復刊やお勧め新刊が生まれればいいですね。

第二部は竹林の司会で、弊社の菅社長挨拶で「まだ金平糖の芯みたいな会社 ですが、よろしく」という開会挨拶に始まり、私から授賞式の報告を行いま した。もちろん松井証券松井社長の「地動説論」は、しっかりお伝えいたし ましたよ。御茶ノ水のフランス料理の名店「ビストロ備前」パーティルーム で開かれた目出度い席は、岩波書店の大親分の後藤役員の乾杯のご発声で始 まりました。やぁ、筑摩書房の論客、平井次長もお見えです。嬉しいな、う れしいな。そして、来賓ご挨拶では、復刊ドットコム最高功労者である白泉 社の佐藤専務から、ご挨拶を頂きました。この方が「かくれちゃったのだぁ れだ」を出品して下さらなかったら、とても今の復刊ドットコムはありませ ん。佐藤専務のユニークな大立ち回りの後を受けて、若干やりにくそうだっ た二人目は復刊ドットコム生みの親、みすず書房の持谷役員です。この方の 「書物復権運動のインターネット投票を全てのジャンルに広げたら?」とい う、アドバイスが現在の復刊ドットコムを生みました。そして最後は、ブッ キングの非常勤役員で日販の副社長である鶴田から「今日は自画自賛のパー ティでしたが・・・」の閉会挨拶に、笑いの渦となりました。

多くの皆さまに支えられて復刊ドットコムは、ここまで成長してまいりまし た。今後とも、皆さまの復刊リクエストに応えるべく、われわれスタッフ一 同、頑張ります!



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2001.12.11
株式会社ブッキング 左田野 渉

恥ずかしながら、国会図書館という場所に初めて行きました。これまで、岩本 くんにばかり行かせて、自分では一回も足を運んだことがありませんでした。 最寄駅は永田町で、駅から徒歩5分くらいの、梨木坂を上ったところに書物の 殿堂が広がっています。約45千坪の延べ面積に、80千冊もの蔵書を誇ります。
 ↓
http://www.ndl.go.jp/

まずは入館の際、入館証を頂きます。このカードには、何やら砂時計の砂のよ うな粉末が表から見えるようになって、カードを動かすと、その砂もサラサラ と動きます。おそらく磁気を帯びた粉なのだろうと推測しながら、さて入館。 来館目的は、もちろん復刊用の原本探しです。この日のお目当ては「レゴの本」 でした。この書籍は、かってセゾン文化の香り高い出版社「リブロポート」か ら刊行された本です。しかしながら、諸般の事情から、この出版社は解散して しまって、現在は存在しない会社なのです。従って、出版社さんにご協力を依 頼することもできないのです。そこで、原本を確認して、著作権の権利許諾を 確認します。本の扉のうしろあたりに、このへんの情報が必ず記載されている からです。

国会図書館は、図書館と言っても、原本の保存・閲覧を目的に蔵書しています から、一部の参考図書を除いて、基本的に閉架式です。端末を叩いて請求記号 を調べ、それを資料請求用紙の発行機からプリントして、必要情報を記入しま す。ここまでやるなら、検索端末にLANを張って、検索結果をそのまま出力 できるようにして欲しいなぁと思いつつ「レゴの本」を検索。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=329
ありました、ありました。しかし、なかなか権利関係が複雑そうですので、か なりの苦戦が予想されます。しかし結果は戦ってこそ判るもの。精一杯やらせ てもらいます。



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2001.12.10
株式会社ブッキング 左田野 渉

皆さん、8日の「土曜オアシス」をご覧頂けましたでしょうか? 復刊交渉隊長、竹林の雄姿は如何でしたでしょう。朝早い時間な ので、まだ寝床にいた方もいらっしゃるでしょうが・・・。
http://www.nhk.or.jp/oasis/

この番組は、NHK総合で、柿沼アナウンサーと女優の萬田久子 さんが司会を務める番組ですが、今回は番組の中で、「安さが魅 力!共同購入の秘けつ」という特集が組まれました。つまり、気 に入った物をできるだけ安く手に入れたい!と考える人達の間で 今注目を集めていのるが「共同購入」です。インターネットを使 った共同購入や、マンションの修繕に必要なユニットバス・洗面 台などを安く入手する共同購入などさまざまな動きが始まってい ます。自分たちの力で安値を勝ち取る共同購入の秘けつと注意点 を探っていきます。ちなみに、インターネットを使った共同購入 でご紹介頂いたのが、楽天市場の共同購入と復刊ドットコムです。

番組終了直後から電話がジャンジャンかかってきました。いずれ も番組の中で紹介された「かくれちゃったのだぁれだ」の購入を 希望する読者の方々でした。「必ず取っておいて下さいね」なん て念を押してから電話を切るご婦人もいらっしゃるのが、微笑ま しかったです。「これを機に三原順さんの他の作品も読んでみま す」という方もいらっしゃいました。当サイトのロングセラーは、 いまだに健在です。



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2001.12.3
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

復刊ドットコムの掲示板に、ある注目すべき発言が寄せられました。

********************************
このたび、ファンのみなさんの熱心なご支援によって、僕の拙著「ハ
ートランドからの手紙」(角川出版)が復刊されると聞きました。とて
もうれしいです。ここに書きつけていいか迷いましたが、投票してく
れたみなさんにどうしても気持ちを伝えたくて。どうもありがとう。
********************************

「ありがとう」とタイトルされた、このメイルの差出人には佐野元春とあ ありました。是非、皆さん、ご自分の目で確かめてみて下さい。

http://www.fukkan.com/bbs.php3?act=topic&t_no=1

私がリプライしたように、一度、佐野氏の高輪のオフィスへおじゃまし たことがあります。閑静な高級住宅地の一角に、ひっそりと落ち着い た「美しい部屋」でした。雑誌やテレビで拝見するのと全く同じ顔をし た佐野氏(当たり前ですが)を目の当たりにして、同行の松島、岩本 は早速CDにサインのお願いとミーハー振りを発揮したものでした。 その際は、オンデマンド出版の企画を相談に伺い、いい線まで行き ながら、結局は諸般の事情で実現できずに残念な思いをいたしまし たが、今回は佐野氏自らがファンに向けて発信する同名のホームペ ージから発信するコメントを集めた書籍を角川書店から復刊です。 皆さんも、是非、一度その美しい表紙を手にとってみて下さい。

「ハートランドからの手紙」

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=1828



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2001.12.1
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

 週末の夕方、吉祥寺に足を伸ばしてみました。
中学生の娘と待ちあわせて、神田三省堂で参考書&読書用文庫本選びに つきあった後、御茶ノ水のキッチンカロリーで名物カロリー焼きを昼食に、 その後事務所に寄ったついでのことです。この日、吉祥寺のブックス・ルーエ というサンロード商店街にある大きな書店さんでは、キン・シオタニ氏のサイン 会があったのです。
 キン・シオタニ氏は実は二度ほどブッキングの事務所に来られたことがあり ます。元まぐまぐ社長の木嶋氏が連れて下さったのです。氏は自身の著書 「ばかと40人の青年たち」が絶版になってしまったことを悲しんで、復刊の可能 性を打診に来られたのでした。それは不思議な本でした。下記は、私が読んで みた感想文です。

吉祥寺のストリート・アーティストとして活躍する、キン・シオタニが描く、版 画と詩のアンソロジー。エスプリと不条理に満ち満ちた著者固有の世界は、それで いて温かなユーモアにくるまれて、画と文に触れる者にエネルギーを与える。
ムンクのようでいて、ルオーのようでいて、棟方志功のようでもあって、それでも やはりキン・シオタニなのだ。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4502
で復刊投票していますので、賛同者の皆さまは、是非、ご投票下さい。

 さて、サイン会の方は、行ってみて、たまげてしまいました。この日は廣済堂 出版さんから、氏の新刊「空中散歩」が刊行されたことを記念しての催事でした。 ブックス・ルーエさんの店頭で整理券を渡され「エッ、そんなに混んでいるの?」 と訝しみながらお店の裏に回ってみれば、何と50人ものお客さんがサイン待ち で並んでいるではありませんか。それも、この日、2回目のサイン会だというに。 僕も関係者ズル込みはせずに、並んで待つこと1時間、ようやく回ってきた順番 に「凄い人気じゃない!」と言えば、シオタニ氏は童顔を恥ずかしそうにしながら 「空中散歩」に、僕の似顔絵?らしき絵を書いて下さいました。
 新刊もやはり不思議な本でした。写真と詩の構成なのですが、写真にはキン・ シオタニ本人と思しき、透明なプラスチック片に色を塗った青年が空中にぷかぷか と浮遊しておるのです。何となく悲しげで、それでいて自由な味わいのある不思議 な光景です。以下は、「空中散歩」の54頁の詩です。こういうナンセンスが僕は大 好きです。他にも「塩コーヒー」なんて愉快な詩も彼は書いてます。
(「空中散歩」収録じゃないですけど・・・)

「与作と巨木」
与作が木を切るその時に
切られる巨木は泣き叫ぶ
「やめてくれー」
「私が何をしたというのだ」
「雨の日も風の日も何十年もここにいて」
「歴史を見ながらまっすぐ育ってきただけだ」
「あんたの都合で切られたくはない」
しかし与作は聞こえない
家に帰れば母ちゃんが、味噌汁作って待っている
家に帰れば子供たちが、かわいい笑顔で待っている
ヘイヘイホー

● キン・シオタニ 著「ばかと40人の青年」
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4502