2001.10.18
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

こちらから投げた石「交渉開始基準の投票数の引き上げ」に対しまして、多く のご反響、アドバイスを頂きましてありがとうございました。皆さまのご意見 をプリントアウトして、復刊ドットコムのスタッフの面々で、膝をつきあわせ て考えた結果が、以下の通りです。

結論から申せば、100票→200票への引き上げはいたしません。
これは皆さまからご指摘頂いた通り、200票になったからといって交渉し易い かどうかは別物というあたりを斟酌したこともあります。(復刊実現の可否は 著者や版元側の事情が大きいですから・・・・)
むしろ今回の打診は、われわれの交渉人員に比して、交渉点数が増えすぎて、 責任を持ちかねなくなったという事情の方が大きかったのです。又、ジャンル 毎に交渉基準を変えては・・・・というご意見も多かったのですが、現行のジ ャンル登録が必ずしも実際の書籍とマッチしていないケースも多々見られるの で、決定打とはなり得ないだろうと話しあいました。そのかわり、交渉ステー タスの追加をして、分類を細かくしようという結論に達しました。

現状では、交渉中、交渉予定、復刊決定、復刊確定の4つの交渉段階をお伝え しておりますが、これらの中で「交渉中」を単なる交渉中以外に「膠着状態」 というステータスを付加したいと思います。これは、出版社に交渉に行って 返事が返って来なかったり、回答を保留しているケースが代表的なものです。 この他にも著者が行方不明、特に海外の著者の場合は版権エージェントが捜索 難航しているケースなどがあります。いずれにしても、絶望状態ではないが、 かといって直ぐに答えが出せる状態でもないケースが、だんだん累積してゆき ます。復刊ドットコムが簡単には諦めないということも背景にはありますが。

われわれも第一回目の交渉には比較的容易に行けます。しかし多くの場合、即 OKとはなりません。実際に出版社が復刊実現のために、著者に連絡がついた り、印刷製本費用の積算が完了した段階でないと、二度目三度目の話し合いを 持てません。そうこうするうちに、こういうファジーな交渉状態の書籍が増え てきたというのが実情です。ですから、長期戦となってしまったことを情報開 示して、交渉中の書籍が累積してしまうことに対して、ご理解を頂こうという 結論に達しました。

考えてみれば、会員の皆さまが不満に思うことの筆頭が「やっと100票になっ たのに、交渉がいつまで経っても始まらない」ということが第一位です。確か に、誰と交渉していいか判らないところ、どうせ最初から結果が無理だと判っ ていそうな書籍などは後回しにしがちですから、今後はなるべく「1回も行っ ていない」というご不満はなきよう交渉を進めながら、なるべく皆さまの納得 のいく情報開示を目指してゆきたいと思います。

本当に多くの意見ありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げる 次第です。