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2001.10.31
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

復刊ドットコムのスタッフには、強力な武器が与えられました。それは「解析 ページ」です。このページは、もちろん読者の方には見ることができませんが、 あまりに凄いので、その一端をご紹介しようと思います。

未来少年コナンの原作であり、先ごろ岩崎書店さんから復刊して頂いた「残さ れた人びと」を例に挙げてみましょう。この本のリクエスト投票数は162票で した。このうち投票時に購入の意思を表明された方は157人で、97%を占めま す。逆に購入しないと、おっしゃった方も1名いらっしゃいます。おそらく、 この方は本書をお持ちなのでしょう。「わからない」と迷っている方も4名い らっしゃいました。そして投票の経過を見ると、昨年8月25日に第一票が投じ られてから、交渉基準の百票に達したのには意外と遅く、349日と約1年弱を 要しています。昨年の十月くらいから、なぜか得票がぐっと伸びています。 そこから予約開始までは、復刊実現組の中ではスピード実現の方で、71日と二 カ月くらいで確定に至りました。投票者の内訳は男性が66%、女性の方が34% と、やや男性優位です。年齢層としては30代が56%とトップで、続いて20代の 38%と続きます。それ以外の年齢層の方は、ほとんどいらっしゃらない状況で した。

では、ここからが肝心です。投票者のうち、実際に購入された方の割合は、ど のくらいだと思いますか? 実は42%と思ったほど高率ではありません。本書 は既に380人もの方がお買い上げ頂いていますが、何と実際の投票者はそのう ち2割もいなかったのです。購入者は男性が69%、女性の方が31%です。投票 以上に男性比率が高いことが判ります。年齢層は30代が63%、20代が29%に続 き、40代が7%と投票には表れなかった数字が台頭しています。又、ご購入者 は復刊会員が66%、EASYSEEKのご会員が34%の構成比になっています。

この機能は、元はといえば投票数と販売数の相関性を探るために、二渡さんに お願いしたリサーチです。別に購入意志を表明した投票者の方々を責めるため につくったのではありませんから、ご安心下さい。まだ自分たちでも、TAHITI のように投票数の割りに販売が伸びずに困ってしまったこともあれば、逆にデ ファイング・グラビティのように当方の予想をいい意味で裏切って部数が足り なくなってしまったりと、まだ方向感覚がよくつかめない視界不良の状態です。 必ず投票数の5倍売れるとか、判で押したように判っていれば苦労もないので すが。もう一つは、男女比や年齢比を知って、ダルタニャン物語のような書店 でも広く販売する際に、どこに広告を打てばいいかを考えるためでもあります。 数字は必ず何かを物語っています。理由のない数字はありません。復刊を発展、 継続させてゆくためにも、この新しい武器をフルに活用してゆきたいと思いま す。



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2001.10.30
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

前からやってみたいと思っていたことがあります。それは復刊ドットコムの投 票銘柄の感想文の執筆です。最近は原本提供を投票者の方からご厚意で受ける ケースも多く、特に出版社発売でなく、ブッキング発売が想定されるケースは 著者交渉や広告の企画を考える上で、やはり原作に目を通しておく必要があり ます。私は親会社の日販の社員仲間で「日販ブッククラブ」(最近、あまり活 発でないですが)というメイリングリストに参加していますので、こちらの方 に読んだ作品の概要と感想を必ず書き込むようにしています。新刊、絶版を問 わずに書き込んでいますが、佐々木丸美先生の本などは片っ端から読んだので、 相当数の作品数が溜まっています。ことに絶版本は手に入れたくても大半の方 は手に入れられないわけですし、復刊交渉の方も短期間で実現する本ばかりで はありませんので、ネタバレにならない程度で、そのエッセンスをお伝えして みたいなと思うわけです。もっとも文藝書やコミックはともかく、専門書や技 術書はちょっと辛いですが。以下は、世界名作劇場「南の虹のルーシー」の原 作本で、復刊投票でも80票を集めている「南の虹」の、私の読後感想文です。 ちなみに、この書籍は、ただいま講談社交渉中であります。

フィリス・ピデングストン作、一関春枝訳(講談社セシール文庫)
1982.6.17 @880 4-06-145080-8 絶版

世界名作劇場「南の虹のルーシー」の原作。ポップル一家は、新天地オース
トラリアにイギリスから移住した。新しい大きな農園主となることを夢見て。
しかし現実は厳しく、新天地は未だ混乱の中にあり、一家は貧しい生活を余
儀なくされる。又、六人目の末子アダムスはピクニック途中で事故死してし
まう。しかしそんな暗いことの続く中でも長男ベンや長女クララを筆頭に、
5人の子供たちは両親を手伝い、健気に働く。又、原住民アボリジンズとも
微笑ましい交流を行う。中でも泣き虫で、お茶目なルーシー・メイは紳士プ
リンストンとの交流を作り、父が農園主となるチャンスをもたらした。一家
はようやく新しい農園と広いすみかを、プリンストン氏の世話で手に入れ、
クララは幼なじみのジョンと結婚生活を始めるために、一家を巣立ってゆく。

オーストラリア版「大草原の小さな家」とも呼ばれる本書は、オーストラリ
ア移民一家の、新しい生活への奮闘を描くが、その主人公たちは、一家の明
るく、可愛らしい娘たちだ。新しい生活に不満不平たらたらだったり、ある
ときは見慣れぬ環境に怯えながらも、常に新しい喜びや驚きを見出し、笑い、
弾んでいる。それにしても一家の団結度合や、この家の父の権威は、もはや
日本には見当たらないもののようである。家族を小さなゲットーとして団結
する欧米文化は、今の日本とあまりに対照を為し、読んでいて、若干の落ち
着きの無さを感じるというのは言い過ぎだろうか。

●「南の虹」投票ページ
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=1518



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2001.10.23
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

季節外れの復刊の嵐です。次々に新しいグッドニュースをお届けできます。 まずはいのちのことば社さんから「牧場の少女カトリ」。ご存知「世界名作 劇場」原作グループの、「家なき娘」に続く復刊ドットコム扱いの第2号で す。そして投票数堂々第7位の370票(10/20現在)を集めた「遊びの冒険」 (全5巻)のリリースは、ブッキング社にとって記念すべきブッキング発行 出版物の長男「ダルタニャン物語」に続く、待望の次男です。著者である松 田道弘氏のマジックの世界を堪能して下さい。そして、さらに日経BPさんか らも嬉しいお知らせです。ビジネス書では、ピーターリンチ「株に勝つ」に 続く「ピープルウェア」の復刊予告です。本書は担当部長(ナイスミドルの 方です!)より「復刊ドットコムの大量得票のお陰で、エージェント交渉も スムーズに進みました」と弾んだ声をお聞きし、いやぁ運営者冥利につきる と幸せな気持ちになりました。最近の傾向を見ていると、岩崎書店さん、い のちのことば社さん、日経BPさんなど、復刊ドットコムに集まった声を真 実の声として向かい合って下さっているなと思います。デファインググラビ ティの翔泳社さんなどは、再重版をお願いに行った際に、その投票と販売実 績に「半信半疑だったけど、結果を見て、復刊ドットコムの見識を見直しま した」とまで、おっしゃって下さったのです。実は、今でこそ明かせば、こ この偉い方に冗談混じりで「50冊で本をつくる出版社はないよ」(当時は交 渉開始基準が50票でした)と言われて、僕はひどく落ち込んで、地面を見つ めながら帰った思い出がありましたので、周囲の理解の進行には隔世の感が あります。コンテンツを生みだす側にいる著者や出版社、そしてコンテンツ を読む復刊会員の皆さま、その間に立って、インターネットコミュニケーシ ョンが次第にその距離を縮めつつあることを肌で感じます。



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2001.10.18
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

こちらから投げた石「交渉開始基準の投票数の引き上げ」に対しまして、多く のご反響、アドバイスを頂きましてありがとうございました。皆さまのご意見 をプリントアウトして、復刊ドットコムのスタッフの面々で、膝をつきあわせ て考えた結果が、以下の通りです。

結論から申せば、100票→200票への引き上げはいたしません。
これは皆さまからご指摘頂いた通り、200票になったからといって交渉し易い かどうかは別物というあたりを斟酌したこともあります。(復刊実現の可否は 著者や版元側の事情が大きいですから・・・・)
むしろ今回の打診は、われわれの交渉人員に比して、交渉点数が増えすぎて、 責任を持ちかねなくなったという事情の方が大きかったのです。又、ジャンル 毎に交渉基準を変えては・・・・というご意見も多かったのですが、現行のジ ャンル登録が必ずしも実際の書籍とマッチしていないケースも多々見られるの で、決定打とはなり得ないだろうと話しあいました。そのかわり、交渉ステー タスの追加をして、分類を細かくしようという結論に達しました。

現状では、交渉中、交渉予定、復刊決定、復刊確定の4つの交渉段階をお伝え しておりますが、これらの中で「交渉中」を単なる交渉中以外に「膠着状態」 というステータスを付加したいと思います。これは、出版社に交渉に行って 返事が返って来なかったり、回答を保留しているケースが代表的なものです。 この他にも著者が行方不明、特に海外の著者の場合は版権エージェントが捜索 難航しているケースなどがあります。いずれにしても、絶望状態ではないが、 かといって直ぐに答えが出せる状態でもないケースが、だんだん累積してゆき ます。復刊ドットコムが簡単には諦めないということも背景にはありますが。

われわれも第一回目の交渉には比較的容易に行けます。しかし多くの場合、即 OKとはなりません。実際に出版社が復刊実現のために、著者に連絡がついた り、印刷製本費用の積算が完了した段階でないと、二度目三度目の話し合いを 持てません。そうこうするうちに、こういうファジーな交渉状態の書籍が増え てきたというのが実情です。ですから、長期戦となってしまったことを情報開 示して、交渉中の書籍が累積してしまうことに対して、ご理解を頂こうという 結論に達しました。

考えてみれば、会員の皆さまが不満に思うことの筆頭が「やっと100票になっ たのに、交渉がいつまで経っても始まらない」ということが第一位です。確か に、誰と交渉していいか判らないところ、どうせ最初から結果が無理だと判っ ていそうな書籍などは後回しにしがちですから、今後はなるべく「1回も行っ ていない」というご不満はなきよう交渉を進めながら、なるべく皆さまの納得 のいく情報開示を目指してゆきたいと思います。

本当に多くの意見ありがとうございました。この場を借りて、御礼申し上げる 次第です。



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2001.10.10
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

 ニューヨークの貿易センタービルの爆破テロが、復刊ドットコムに少なから ぬ影響を与えました。すでに新聞などでお聞きになった方もいらっしゃると思 いますが、アーノルド・シュワルツネッガーが主演で、テロリストたちが戦う ドラマ(すいませんタイトルは忘れてしまいました)が、時節柄だけに上映を 見合わせることになったのです。そして、急遽、その穴を埋めることになった のが、全米第一位の興業成績に輝いた「Maskteers」です。これは銃士を表す タイトルですが、邦題では理解し辛いため、「ヤングブラッド」というタイト ルで公開されることになったのです。

 銃士と言えば「ダルタニャン物語」ということで、さっそく配給元であるヘ ラルド映画に連絡を取ってみました。先方も急な興業決定で、かなり困ってい たようで、お互いに広告宣伝面で協力し合おうということになりました。元来 がこの映画には、原作もなく、シナリオがあるだけということで、出版業界的 には関連性が薄かったのですが、ある意味で「ダルタニャン物語」は底本みた いなものですから。

 とりあえずは映画を観た方がいいだろうということになって、関係者試写会 に参加させて頂きました。そこは、東銀座のヘラルド本社の試写室でした。思 ったより観客が少ないのも、ややこの映画の宣伝広告活動の出遅れを感じさせ ます。始まった映画は、全くもうジャッキーチェン張りのアクションの連続で した。原作から見れば、架空の悪役の登場、ダルタニャンの恋人が人妻であっ たのが独身者になっていたりと、やや戸惑いを感じます。しかしそこは、さす がにハリウッド映画、そんな余計なことは一切感じさせないかのように、早い テンポで進みます。100分の上映時間は、あっという間です。11月10日より、 全国の東急・松竹系映画館、約120館で上映予定ですので、ダルタニャンファ ンの方は、是非、足をお運び下さい。復刊ドットコム版の「ダルタニャン物 語」にも会場で出会えるかも しれませんよ。



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2001.10.9
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

 ときどき復刊投票の掲示板をのぞかせて頂いています。時間がないので、毎 日見れるわけではありませんが、そこにはずいぶん考えさせられる発言も数多 く見られます。復刊実現へのプロセス自体に大きく関与するような内容の発言 もあります。われわれ運営者より、投票者の方が著作権に近いケースは多々あ りますので、当然と言えば当然かもしれません。そして、どちらかといえば、 復刊ドットコム全体の掲示板より、書籍それぞれの掲示板の方が、量的には書 き込みが多いようです。(復刊ドットコムの性格上、当たり前か・・・)

 正直言って掲示板には「こちらの苦労も知らずに勝手なこと言っているなぁ」 と思うこともあります。交渉進度が遅いこと、価格設定についての不満など耳 も痛いことを突いた発言も多いのです。けれど自分が同じ立場なら、やはり同 じように考えるかもしれないとも思います。このような耳の痛い発言の中には、 メイルでお叱りを頂戴することもあります。おそらく掲示板への書き込みより 以上に、発言者の意図が強くアピールされているケースだろうと思います。従 って、復刊スタッフも、なるべくお答えできるよう、鋭意努力しております。  そんな中で嬉しいことがありました。一つは原本のご提供がメイル送信者の 中からあったことです。この方は投票書籍の復刊交渉がなかなか進展しないこ とに、当サイトに対して苦言を呈されていらっしゃいました。この方と私は本 件で、数回メイルを交換したのですが、そのうちにお互いに何となく気心が通 じてきたような気がしました。相手の方は「クレームのようなメイルに丁寧に 対応して下さって、ありがとう」とおっしゃって下さいました。自分としては、 苦言とはいえ、そこまでは思っておりませんでしたが。そして相手の方は、遂 にご自分がお持ちの原本を無償で提供して下さいました。月並みな例えですが、 雨降って地固まるの典型で、何か心がほのぼのとしております。

 もう一つは、復刊ドットコムの日経インターネットアワードの受賞に対して、 多くの方の祝辞を頂戴したことです。われわれも本当に励みになります。参考 までに、送信者のお名前だけを略して、ご紹介させて頂きます。私は、復刊ド ットコムの掲示板やメイルでのご意見が多ければ多くなるほど、復刊を求める 社会的な波も大きく育ってゆくように思えます。遠慮なく、どんどん、ビシビ シ書き込んでいって下さい。



1.おめでとうございます
> 何とかの賞をいただいたそうですね!
> いつも丁寧な対応が、賞につながったのだと思います。
> これからも頑張ってください。(Y・H)

2.おめでとうございます
> 復刊ドットコム関係者のみなさま
> はじめまして
> メール配信をいただいております(M・N)と申します
> このたびは日経インターネットアワードの
> 「日本経済新聞社賞」受賞おめでとうございます
> わたしは過去に 
> ある絶版本がどうしても欲しくて
> 大手の書店に何軒も何年も問い合わせたり
> 出版社に問い合わせたりして
> それでも手に入らず悔しくかなしい経験をした事が
> あります
> 図書館に行って全ページコピーも考えましたが
> その本自体が無くてそれもダメでした
> もう15年も前のことですが…
> 今 復刊ドットコムのようなサイトがあって
> 本当に嬉しく思っております
> 15年前の自分に教えてあげたいです
>
> そんな思いをしているたくさんの人たちのためにも
> これからもどうぞがんばってくださいませ
> わたしにも何か出来る事があったら言って下さいね
> (当方 windows&CAD インストラクター
> だから何ができるかっていうと何もできないのですが…)
> なーんて
> なれなれしくメールを送って申し訳ありません
> なんだか嬉しかったのでつい…
> このたびは受賞ほんとうにおめでとうございます
> これからの復刊ドットコムのご発展を
> 心よりお祈り申し上げます(M・H)

3.おめでとうございます。
> インターネットアワード受賞おめでとうございます。
> 私は、アンケートを書くなどのご協力はあまり出来ないできの良くない会員です
> が、知り合いにFUKKANや、Easy Seekのサイトを紹介するといつも、
> 「良いサイトを紹介してくれた」
> と喜ばれます。
> 安心して勧められるサイトです。
> そういうサイトだからこそ、受賞できたのだと思います。
> これからのますますのご発展をお祈り致します。
>(利用者のひとり)T・K

4.おめでとうございます
> 突然のメール、失礼いたします。
> わたしは、復刊ドットコムを時々のぞいている利用者のひとりです。
> 今も、投票している本が1冊あり、しかも交渉に入ってくださっているような
> ので毎日ドキドキしているところです。
>>さきほど、「FukkanInfo」を受け取り、そこにあったびっくりニュースがうれ
> しくて、こうしてお手紙しています。
> わたしは東京都に住んでいる19才の女の子なのですが、
> 日経新聞というものは(むずかしそうで…)一度も読んだことがありません。
> でも、このニュースを知って、図書館へ行ってその記事を見てみようかと思っ
> てしまいました。
>
> 本当におめでとうございます。
> 図書館でお仕事をしているので、出版業界のしくみやその厳しさも、ほんの少
> しですがわかります。
> 初めて復刊ドットコムの存在を知った時、
> 「こんなことを考えて、カタチにして、そして実際に動いている人たちがいる
> んだ」ってことにとても感激しました。
> そして、どうかいつまでもたくさんの人に支えられて運営されていったらいい
> なと思いました。
> どうかこれからも、ますますのご発展がありますように。
> お祈りしています。(A・M)

5.復刊ドットコム様
> 日経インターネットアワードを受賞おめでとうございます。
> 小さな声を拾い上げ、大きな喜びを送りつづける意義有る仕事が社会的に評価され
> たと言う事ですね。
> 私も幼い頃の思い入れあるコミックに一票を入れさせて頂いておりますが、もしか
> したらという楽しみが日常にあることは本当に良い物です。
> これからもがんばってください。(S・T)




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2001.10.4
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

 10月2日の朝、ビックリするような出来事が日経新聞各紙を飾りました。
何と、復刊ドットコムが日経インターネットアワードを受賞したのです。株式 会社ビズシークと株式会社ブッキングによって共同運営されている、読書の要 望を集めて書籍を復刊するサイト「復刊ドットコム」が、このたび日本経済新 聞の主催する「日経インターネットアワード2001」のビジネス部門において、 「日本経済新聞社賞」に選定されました。日経各紙に掲載されている選考理由 を読むと、需要サイドから供給をコントロールする参加型のデマンドチェーン のモデルということに加えて、オンデマンド出版による復刊書籍の発刊が評価 されたようです。新しい二つのタイプが理想的にミックスされたという点が、 審査にプラスに効果したのでしょうか。この場を借りて、皆さまに御礼申し上 げます。

 この賞の応募は、実は応募画面を入力している最中に誤って送信ボタンを押 してしまったり、応募データに不備があったりで、いったんエントリーを取り 消したつもりになっていたのが、新聞発表の直前に内定通知がありました。聞 いた当初は、狐に化かされたような(表現が古色蒼然ですね ^^;)気分で した。しかしながら、一緒に受賞した他の受賞者はビジネス部門では松井証券、 マツダなどの大企業で、日販の菅社長には「復刊ドットコムも松井証券と並ん で表彰されるとは、たいしたものだね」と冷やかされてしまいました。事実、 復刊ドットコムは皆さまの支援で着実に成長しているとはいえ、他の受賞者と 肩を並べているなどとは、とても言えません。そうは言うものの、二渡氏がコ ツコツと積み重ねた1600件以上の相互リンク、竹林・岩本の両氏が足を棒にし て出版社や著者に日参したことは、いつも一緒にいる私たちも、とても誇りに 思っています。

 ともあれ、今は素直に喜びたいと思います。せっかくこのような栄誉に浴し たのですから、今の復刊ドットコムをさらに継続させ、発展させることが、わ れわれの務めです。それには、多くの参加者を募り、一点でも復刊成功実績を 積み上げてゆくことが、われわれの使命だと思っています。そのためには、こ れまで通り、皆さまの叡智も協力も遠慮なく借ります。先日も原本をご提供し て下さる方が何人も現れたり、購入アンケートに協力して下さる方が出現した りしています。私たちは、こういう意味で職業人として幸せなアマチュアリズ ムを保っているといえます。正直言って、出版の世界は一筋縄ではいきません。 いろいろな新しい手法、工夫で挑戦してゆかねば道は開けません。トライ&エ ラーで、ご要望にお応えしてゆきます。


● 株式会社ブッキング 左田野 渉 http://www.book-ing.co.jp/
● 株式会社ビズシーク 小澤 隆生 http://www.bizseek.co.jp/


■ 日経インターネットアワード2001
http://www.nikkei.co.jp/award/



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2001.10.1
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムご利用の皆さまへ

 ちょっと嬉しいことがありました。それは、光文社から出ている月刊BRIOの 11月号に特集された「泣ける読書」の中で、「ダルタニャン物語」が取り上げ られたことです。この中で「検証・泪のベストセラー」「血も涙もある実用書」 「男は名作・古典で泣くか」の三つの小コーナーの中の、もちろん最後の「男 は名作・古典で泣くか」コーナーで扱われています。そして、本書はドイツ文 学者の池内紀氏、フランス文学者で共立女子大教授の鹿島茂氏、それに作家の 大岡玲氏の三人の対談の中で登場します。この対談の中で、大岡玲氏が「僕は 今回は『ダルタニャン物語』を持ってきました。僕は子供の頃から、なにか書 くことに行き詰まると必ずここに戻ってくる感じがします」と紹介されていま す。うん、第一巻「友を選ばば三銃士」の表紙が、ちゃんと紹介されていまし たよ。掲載誌は、俳優の勝村政信氏とさとう珠緒さんのお二人の立ち姿が、表 紙を飾らられている9/24発売の最新号です。

 これまで復刊ドットコムは新聞やテレビで紹介されることも多く、それはそ れでありがたいのですが、多くは復刊事業そのもののユニークさを紹介したも のでした。復刊された本そのものの価値を認められて誌面に掲載して頂くこと は又、別途の嬉しさです。
復刊本は、新聞の書評になどは、なかなか取り上げてもらえません。あそこに 載せてもらえるのは、原則として新刊本だけです。復刊で登場する場合は、海 外作品で新訳の場合など限られたケースとなりますから。だからこそ、今回の ようなケースは、ちょっと幸せになります。そういえば、八重洲ブックセンタ ー1階の武林フロア長と、お話ししていた際に「そういえば先日、宮城谷先生 が、ダルタニャン物語を1セットお買い上げになられていましたよ」と聞いた 時も嬉しかったですね。又、黒柳徹子氏も、この大作の大ファンだと聞いたこ とがあります。多くの名だたる識者に認められる名著を、再び世に送れる喜び は、何事にも替えがたい気持ちがいたします。


ダルタニャン物語