復刊ドットコムにご参加の皆さま
復刊ドットコムを運営していて不思議なことがあります。それは書籍によって、
非常に売れ行きに差が出ることです。
先ずは良く売れた本たち。三原順作品の中でも「かくれちゃったの、だぁれだ」
「はみだしっ子、全コレクション」、スヌーピーブックス、岩波文庫「家なき
娘」、秋田書店の「鉄腕アトム全巻セット」などです。それに対して、あまり
反響を呼ばなかったのが、三原順作品で「ビリーの森、ジョディの樹」「はみ
だしっ子語録」、復刊投票第一位だった小野不由美「華胥の幽夢」、秋田書店
「BLACKJACK全16巻セット」などです。この差は、いったい何なのでしょうか?
正直言って、われわれも復刊ドットコムで何が好まれるのか、良くつかみかね
る部分があります。われわれの用意する書籍の数量と、読者の皆さまが求める
数量に、しばしば乖離が生じるからです。しかし、よくよく考えれば、レア感
なのかなとも思います。
例えば、同じ秋田書店さんの「鉄腕アトム全巻セット」と「BLACKJACK全16巻
セット」では後者の方が、書店店頭に並んでいるのを目に触れることも多いか
らなのでしょう。
そして、同じく書店で購入できる文庫なれど「家なき娘」と「華胥の幽夢」で
は、前者は岩波さんが買い切り制度を取っていることから書店店頭に並びにく
い商品であること、後者は講談社文庫なのでどこの店頭にも平積みしているの
を容易に見られること。そして三原順作品では、おそらく市場流通時の発行部
数の差なのではないでしょうか?
誰か判っている方がいらっしゃったら教えて下さい。
そう考えると、復刊ドットコムに課せられた課題というのは、いかに希少感の
ある書籍を、復刊にせよ、新刊にせよ提供することだろうかと思います。皆さ
ん、せっかくインターネット購入でわざわざ運賃を払ってご購入されるわけで
すから、どこの店頭でも見受けられる書籍を提供してもしかたがないというこ
とでしょうか。何故インターネットで買う必要があるのか?それは希少性、特
典、便利性など様々な要因があると思います。それらを、毎日の日常的な動き
の中で解明してゆくことは、返品や委託制度の中で制度疲労を起しつつある出
版業界の新しい道を指し示すことができるのではないかと思っています。
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