復刊ドットコムにご参加の皆さま
新潮社さんのご好意で、新潮社さんからは初の復刊である
「ムーンライダーズ詩集」が刊行されます。私も、ずいぶん以
前に鈴木慶一とムーンライダーズの曲は好んで聴いた思い出
がありますので、「わぁ、良かった」という感じです。ちなみに、
著作権者が同じなら、復刊成立の可能性も当然のことながら
高くなるのですが、「フライトレコーダー」も、もう少し時間はか
かりそうですが、何とかなりそうです。
「ムーンライダーズ詩集」の復刊には二つの意義があると思
います。一つは文藝書の老舗である新潮社さんが、復刊ドット
コムの意義を認めて、参加して下さったこと。新潮社さんといえ
ども、最近は初版部数6000部という時代です。復刊ドットコム
のような、大きな部数ではありませんが、確実に読者の鉱脈を
探り当てるような、新しいマーケティングに魅力を感じて下さった
そうです。近々、新潮社さんにもネット時代に対応した新しい部署
が創設されるそうです。今回のことで精力的かつ友好的に動いて
下さった営業部の次長さんが、この新しいセクションを担うそうで
す。期待が高まる新潮社さんです。
もう一つの意義は、ネゴシェィターの登場です。これまで音楽系
の書籍の復刊は出版社さんでも難しいものがありました。なぜな
ら、復刊書籍は絶版になってから時間が経過しており、その間に
著作権者である音楽事務所と出版社の編集部の間が疎遠になっ
ているケースが多いのです。これが小説家と出版社の間でしたら、
恒常的なおつきあいがあるのでしょうが、音楽や芸能プロダクショ
ンとの関係では、なかなかそうもいかないのです。その書籍を刊行
した、そのとき、そのときの短期的なプロジェクト的な関係であるよ
うです。従って、復刊交渉も×が出ることが、音楽系書籍では多か
ったわけです。しかし、今回、ある音楽事務所の社長さんが、音楽
系書籍全般の復刊交渉を引き受けて下さいました。今回の「ムーン
ライダーズ詩集」は、その交渉成功第一号でした。同じ音楽の世界
から生きる方々どうしのシンパシーが、復刊の壁を乗り越えたので
しょうか。何にしても良かったなと思います。又、新しい有効なメソッ
ドが見つかったわけですから。
「ムーンライダーズ詩集」
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=1488
|