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2001.5.21
株式会社ブッキング 左田野 渉

先日、ある利用者の方から、このような抗議が寄せられました。「私たちがより早く投 票した本より、他の本が早く復刊されたり交渉したりしているのは不公平でないか」と いうのがだいたいの趣旨だったと思います。おっしゃる通りの正論で、われわれ交渉団 も大いに反省して、金曜に話しあって、改めて未交渉の作品について、交渉担当を確認 し合いました。5月21日現在の交渉状況では、交渉中が54点、未交渉の銘柄は40 点、決定が25点、断念が11点です。少なくとも、結果の正否はともかく、百票にな ってから未交渉の状態が数カ月継続するようなことにならないよう、配慮いたします。

復刊ドットコムでは、一点あたりの復刊交渉にかなり時間がかかってしまします。又、 出版社や著者の方々に対しても、ときどき掲示板で指摘されるように、まだまだ認知度 が低く、復刊の要請をすんなりと受け入れて下さらない場合もしばしばあります。
こういう中で、どうしても私たちが走ってしまう交渉傾向として、柳の下に何匹も泥鰌 を追う点が出てしまいます。すなわち一人の著作権者に復刊の了解を頂けば、その著作 権者の他の作品にも復刊許可が出やすくなります。またある出版社で復刊が了解されれ ば、その出版社の他の作品も復刊しやすくなります。従って、行けそうなところから行 ってしまう担当者の本能から、皆さまにご指摘頂いたような傾向が生じてしまうのでし ょう。

復刊は過去の出版経緯を調べねばならず、全集ものなどは経済的なハードルも高く、簡 単には実現できません。われわれも、普通だったら簡単に諦めてしまうところを、あの 手この手を使って、不屈の精神で実現を目指しています。これまで以上に、皆さまのア ドバイスを参考にしながら、絶版のない世界をめざしてまいりますので、どうかお見限 りなく、復刊ドットコムへのご支援をお願いいたします。



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2001.5.19
株式会社ブッキング 左田野 渉

復刊ドットコムで「デファイング・グラビティ」という書籍を復刊いたします。これ まで、復刊事業には一つの鬼門がありました。それは海外著作物です。絶版 書籍のうち、日本の書籍は著者との間で出版権契約が自動継続される契約 になっています。(もっとも、契約も結んでいないケースも多いのですが・・・) これに対して、海外著作物は著者と日本の出版社の間に海外版権エージェン トが入り込んでいます。日本では、タトルモリエージェンシー、日本ユニエージェ ンシーなどが最大手の会社です。この関係の契約において、重版されない書 物は、出版契約が途切れているケースが多いのです。従って、復刊の少部数 では、たいした利益にならないので、海外版権エージェントの方々も、なかなか 相談には乗って頂けないというのが実情でした。

今回の「デファイング・グラビティ」は幸運にも恵まれました。なぜなら、この本 は、元来の定価が高かったのです。従って、エージェントが、少ない部数でも 高い収益を得られる本だったのです。もちろん本書の担当であったイングリッ シュエージェンシーのご担当の方も、親切に対応してくれたこともあります。又、 元の出版社であった翔泳社さんの出方も微妙に影響いたしました。彼らは、 自社として重版する気はありませんでした。元編集者が他社に移籍してしまっ て、その本の問い合わせ対応が難しいからでした。翔泳社さんが「やるなら貴 社の発売でやって欲しい。ただそちらが本当に復刊するのであれば、そのた めの協力は惜しまない」と、おっしゃって下さらなければ、版権エージェントに、 われわれが交渉する機会もなかったからです。加えて、移籍した編集の方、 翻訳者の方も積極的に復刊に賛意を表して下さいました。

多くの方の好意に育まれて、再び世に出た「デファイング・グラビティ」です。 単に、本書が復刊されたという以上に、この本は、海外著作物も復刊でき るんだという自信をわれわれに与えてくれた記念すべき書物と言えるでしょう。



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2001.5.10
株式会社ブッキング 左田野 渉

いよいよ、復刊ドットコムの大事業「ダルタニャン物語」が完結いたしま す。最終回の配本は、9〜11巻の第三部「ブラジュロンヌ子爵」の後半 であります。世に名高い「鉄仮面」の話しや、四銃士たちの最後が描かれ る壮絶な物語です。是非、お読み逃しのないように。

お陰様で、まぁまぁ本書は、損はしない程度に販売できました。皆さま、 ありがとうございました。又、このたび本書は日本図書館協会の選定図書 にも選ばれたのです。本書復刊の意義を図書館界の方々に、ご理解いただ き、ありがたい限りです。

完結後は、読書感想文コンクールでもやってみたいなと思っています。今 は、その準備中ですので、詳細が決まったら、ご案内いたしますので、実 現の暁には、皆さま、ふるってご参加下さい。

でも、無事に完結できてホッといたしました。これからも、皆さまの暖か いご支援を、よろしくお願いいたします。