復刊ドットコムにお越しの皆様へ
復刊ドットコムの皆さまにご報告せねばならないことがあります。
それは交渉情報の公開についてです。
今日は、お話が少し長くなりますが、ご容赦下さい。
以前、7/28と7/31の「メッセージ」で述べさせて頂いたように、
実際に復刊交渉に臨んでみて、絶版になった本には二つの理由が
あることが判りました。
一つは経済的な理由、つまり刷っても利益が出るほど売れない、
又は全集物などのケースで投資リスクが過大になりすぎるなどです。
もう一つは、経済的な問題以外で出せなくなってしまっているケースです。
復刊交渉は出版社のご事情や、著者又は肖像権者の言い分など
聞けば聞くほど、公にできないケースがあります。
われわれも当初は詳細な交渉情報を届けようと思っておりました。
しかし実際に複数の出版社から開示情報について強い抗議が発生
してしまいました。これはいずれも二番目のケースで、公表すると
関係者のあちこちにご迷惑がかかるケースがほとんどです。
このケースは復刊が難しい場合が多く、元出版社発売ではなく、
ブッキング発売を検討いたしますので、できたとしても多大な時間
と経費を要します。単に経済的な理由では、われわれも復刊交渉を
諦めません。ここが復刊ドットコムの強みといえます。
実際問題、交渉情報を書くに書けなくなってしまった事情がもう
一つあります。それは企画に機密を要するということです。
元出版社又は著作権者の了解が頂ける前に公表すること
は事態を紛糾させます。又、せっかくわれわれが交渉が進行していて
も交渉過程を開示することによって、現実には中断や再検討の障害が
各所から入る可能性が高くなります。このあたりの事情については、
ブッキングのホームページにある11/14付けの「ブッキング日記」
http://www.book-ing.co.jp/に詳しく述べましたので、ご照覧下さい。
しかし投票者の皆さまからは、交渉結果の開示を切実に望む声が少なく
ありません。復刊を望まれる立場の方の立場に立てば、当然のご意見だ
と思います。先日も「中庭同盟」に復刊投票をされた方から「いったい
どうなっているんでしょう?」と悲痛なメイルが寄せられました。様々
な事情はあるとしても、復刊ドットコムと投票者の絆をいかに保つべき
か、われわれも非常に葛藤いたしました。そして、当面は下記の方向性で
行かせて頂くことを決意いたしました。
前置きが長くなりましたので、報告させて頂きます。
交渉情報の開示か、復刊の成功かという点では後者を選ばせて頂きます。
従って、原則として交渉情報の公開はできません。ただし、それでは折角
投票なさる皆さんも納得がいかないと思いますので、最終交渉接触日時を
一覧表形式の別表で、ご参照頂けるようにいたします。又、出版元や著者
筋から交渉情報の開示について、特に許諾があり、復刊成功を妨げる可能性
が全くないと判断できた場合は、「メッセージ」又は投票者メイルでお伝え
いたします。
われわれは、現時点では、このような判断が最適でないかと考えております。
しかし、今後の状況の変化などによって、また局面ごとに何がベストである
かを、その都度、検討してゆきます。ただ、復刊投票上位に書籍については
必ずしも、交渉が難航している銘柄ばかりではないのです。すでに発表寸前
まで交渉が漕ぎ着けている書籍も少なくありません。われわれも最善を尽く
すことをお約束して、本長文を締めくくらせて頂きます。
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