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2000.12.26
株式会社ブッキング 竹林 聡
復刊ドットコムにお越しの皆さんへ

年末年始の商品発送について

12月19日以降ご注文をいただいた皆様には、大変ご迷惑をおかけいたします が、弊社の年末年始作業の都合上、1月9日以降の商品お届けとなります。
申し訳ありませんが、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

お陰様で復刊ドットコムは皆様の暖かいご声援と叱咤激励に支えられ、6月に産 声を上げてから、これまでに8冊の復刊が決定し、3冊を販売開始する事ができまし た。
現在、交渉中の商品についても、年明けには朗報をお届けできそうなものが待機して います。
 新しい年、2001年には、皆様のリクエストに一つでも多くお応えできるようス タッフ一同、奮励努力してまいりますので、どうかご期待下さい。



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2000.12.15
株式会社ブッキング 左田野 渉
復刊ドットコムにお越しの皆様へ

復刊ドットコムの皆さまにご報告せねばならないことがあります。
それは交渉情報の公開についてです。
今日は、お話が少し長くなりますが、ご容赦下さい。

以前、7/28と7/31の「メッセージ」で述べさせて頂いたように、
実際に復刊交渉に臨んでみて、絶版になった本には二つの理由が あることが判りました。
一つは経済的な理由、つまり刷っても利益が出るほど売れない、 又は全集物などのケースで投資リスクが過大になりすぎるなどです。
もう一つは、経済的な問題以外で出せなくなってしまっているケースです。
復刊交渉は出版社のご事情や、著者又は肖像権者の言い分など 聞けば聞くほど、公にできないケースがあります。

われわれも当初は詳細な交渉情報を届けようと思っておりました。
しかし実際に複数の出版社から開示情報について強い抗議が発生 してしまいました。これはいずれも二番目のケースで、公表すると 関係者のあちこちにご迷惑がかかるケースがほとんどです。
このケースは復刊が難しい場合が多く、元出版社発売ではなく、 ブッキング発売を検討いたしますので、できたとしても多大な時間 と経費を要します。単に経済的な理由では、われわれも復刊交渉を 諦めません。ここが復刊ドットコムの強みといえます。

実際問題、交渉情報を書くに書けなくなってしまった事情がもう 一つあります。それは企画に機密を要するということです。
元出版社又は著作権者の了解が頂ける前に公表すること は事態を紛糾させます。又、せっかくわれわれが交渉が進行していて も交渉過程を開示することによって、現実には中断や再検討の障害が 各所から入る可能性が高くなります。このあたりの事情については、 ブッキングのホームページにある11/14付けの「ブッキング日記」 http://www.book-ing.co.jp/に詳しく述べましたので、ご照覧下さい。

しかし投票者の皆さまからは、交渉結果の開示を切実に望む声が少なく ありません。復刊を望まれる立場の方の立場に立てば、当然のご意見だ と思います。先日も「中庭同盟」に復刊投票をされた方から「いったい どうなっているんでしょう?」と悲痛なメイルが寄せられました。様々 な事情はあるとしても、復刊ドットコムと投票者の絆をいかに保つべき か、われわれも非常に葛藤いたしました。そして、当面は下記の方向性で 行かせて頂くことを決意いたしました。
前置きが長くなりましたので、報告させて頂きます。

交渉情報の開示か、復刊の成功かという点では後者を選ばせて頂きます。
従って、原則として交渉情報の公開はできません。ただし、それでは折角 投票なさる皆さんも納得がいかないと思いますので、最終交渉接触日時を 一覧表形式の別表で、ご参照頂けるようにいたします。又、出版元や著者 筋から交渉情報の開示について、特に許諾があり、復刊成功を妨げる可能性 が全くないと判断できた場合は、「メッセージ」又は投票者メイルでお伝え いたします。

われわれは、現時点では、このような判断が最適でないかと考えております。
しかし、今後の状況の変化などによって、また局面ごとに何がベストである かを、その都度、検討してゆきます。ただ、復刊投票上位に書籍については 必ずしも、交渉が難航している銘柄ばかりではないのです。すでに発表寸前 まで交渉が漕ぎ着けている書籍も少なくありません。われわれも最善を尽く すことをお約束して、本長文を締めくくらせて頂きます。



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2000.12.12
株式会社ブッキング 左田野 渉
復刊ドットコムにお越しの皆様へ

今日は、復刊ドットコムにお越しの皆さまにビッグニュースがあります。われわれは 「ダルタニャン物語」の復刊決定を、ここで皆さまに謹んで報告させて頂きます。 古書売買の世界で、伝説になっていた本がいくつかあります。その一つが「ダルタニ ャン物語」でした。愛好者たちは憧れを込めて「ダル物」と呼びます。この本は、「 モンテクリスト伯」などで親しまれたアレキサンドル・デュマの代表作です。「三銃 士」「鉄仮面」など誰もが知っている名場面を含みながら、その全貌は闇に包まれて いました。復刊の希望者も多く、何しろ大デュマの作品ゆえ著作権が問題になるはず もありません。謎でした。出版元に確認したところ、古い訳文であるため、現在の出 版では使ってはならないような用語が使用されており、出すに出せないとのことでし た。絶版になっている本には、二つのタイプがあります。一つは単純に売れなくなっ たので絶版になった本。もう一つは事情があって、絶版になった本です。「ダル物」 は、まさに後者のケースでした。
私は、「ダル物」が絶版になった事情を知った時点で、この本の復刊をどうするか悩 みました。悩んだ末に、結局、来年の二月上旬に「ダルタニャン物語」をブッキング 発売で復刊することに決めました。訳者である学習院大学名誉教授であらせられた故 ・鈴木力衛氏の著作権継承者の方が、復刊を快諾して下さったからです。もちろん翻 訳に若干の修正を加えねばなりませんし、何しろ全11巻です。ブッキングには荷が重 過ぎる仕事かなと思いましたが、社員全員で話し合って前進を決議しました。
このことは、復刊ドットコムにとって、新しいステージを意味します。これまでは元 の出版社さんからの復刊を、ひたすらお願いする範囲までの仕事でありました。しか し「ダル物」のような仕事を進めることは、われわれ自身がリスクを背負って出版権 を獲得する世界に踏み込んでゆくことを意味します。つまり出版社にもなるというこ とです。しかし、だからと言って、これまでの出版社さんと競う気もありません。例 えば、私たちが重視していることの一つにファンクラブの方との交流があります。フ ァンクラブの方々はインターネットで情報を交換しあいます。復刊のリクエストの発 信も、大概はそこからやってきます。頼る相手もいない(^^;)われわれには、良 き相談相手です。今回の復刊も銃士倶楽部の皆さんには、大変お世話になりました。 復刊企画に際しては、ファンサイトの管理人とは必ずお会いして、復刊候補本のファ ンの方々にとってのメンタルな位置付けを確認します。そして、復刊決定後には販売 方法を相談して、告知面の協力を求めます。会う都度に、復刊候補作品に寄せる皆さ んの熱意に打たれ、勇気を貰います。
今、十件近い新しい望みが成約しつつあります。この場で、お話しできないのが残念 です。しかし復刊ドットコムは、着実に前進をしています。いい情報も良くない情報 も、いずれはっきりさせます。期限のないお約束ですが、辛抱強く、当方からの便り をお待ち下さい。